スレンダーマンとは、海外の都市伝説に登場する怪人である。
身の丈2~3メートルの黒い服を着た男の姿で、木の枝のような細い身体、背中からは何本もの腕や脚をクネクネと生やしている。
世間的に名前が出始めたのは比較的最近、情報共有の普及したネット社会となってからだが、
このスレンダーマンと思われる存在が登場する神話や民間伝承などは広範囲の国々、そしてかなり古い時代から存在したともされる。
地域の伝承によって彼がもたらす恐怖は様々だが、比較的多い例は
気に入った人間をどこまでも追い回し連れ去らう、または憑り殺すというもの。
伝承などでは成人前の若者、特に子供をターゲットとする場合が多い。
スレンダーマンを目撃した場合、記憶喪失、妄想症、恐慌といった極度の精神異常、血の混じった咳、止まらない鼻血などといったスレンダー症という症状を患い、
近距離で目撃してしまうと最悪の場合そのまま発狂し死に至るという。
Something Awfulという英語圏のコメディウェブサイトにおいて2009年に開催された「超常現象的画像」を作るという趣旨のコンテストで生まれた。
このフォーラムに書き込んでいた「ビクター・サージ (Victor Surge)」という利用者が、子どもたちが遊んでいる画像に、黒い背広を着た長軀痩身の人物像を加えた白黒の画像を投稿した[2][4]。最初の投稿は、写真だけであったが[要出典]、その後サージは、子どもたちが誘拐される様子を見ていた目撃者の証言のような文章を書き込み、このキャラクターに「スレンダーマン(痩せた男)」という名前を付けた
そんなスレンダーマンが、イギリスのカノックチェースという町で最近、頻繁に出現しているらしい。
「午前2時頃、寝室に身長2.5メートルぐらいの白い顔のスレンダーマンがいた」
「夜中に目を覚ましたら、真っ黒な服を着た赤い目の男が天井に浮かんでいた」
などなど、多くの目撃談が報告されている。
超常現象研究家は「スレンダーマンが胸の上に乗っているようで動けなくなった人が多数いることから、金縛りの可能性もある」とコメントしているが、それではなぜ1つの町で複数の人間がスレンダーマンを見たのかという説明にはならず「異常事態である」としている。
米中西部ウィスコンシン州で、12歳の女子中学生2人が友人の女子生徒を誘い出し、刃物でメッタ刺しにして放置したとして、警察に逮捕された。
2人は「スレンダーマン」の都市伝説を信じており、「スレンダーマンと一緒に暮らすためにクラスメートを殺そうとした」などと話しています。
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