タバコを吸うと抜け毛が増える!?タバコと抜け毛の関係

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タバコの成分

タールとは有機物質の熱分解により発生する粘り気のある黒褐色の油状液体です。喫煙を行うことによりタバコの葉に含まれている有機物質が熱分解され、約4000とも言われる化学物質の結合体であるタールとなります。

ニコチンはアルカロイドの一種で、揮発性のある無色の液体で主にタバコに含まれます。喫煙により体内に摂取され、高い依存性を持つ成分であり、神経毒性が非常に強い。致死量は約40mg程度でおよそタバコ2本に含まれる分量です。

一酸化炭素とは、酸素の約250倍も赤血球の中のヘモグロビンと結合しやすい上、酸素分圧とオキシヘモグロビン濃度との関係を変えてしまう働きがあります。このため、喫煙により体内に一酸化炭素が取り込まれると体が酸欠状態となり、循環器に大きな負担を掛けることになります。

タバコで薄毛が進行する理由

ニコチンが血管を収縮させる

喫煙によってニコチンが血中に取り込まれると、
末梢神経が収縮し、毛細血管の血流が悪くなります。

そのため、発毛命令を司っている毛乳頭細胞のはたらきが低下し、
発毛スピードが遅くなってしまう危険性があります。

また、ニコチンによって悪玉コレステロールや中性脂肪が増え、
動脈硬化などを引き起こすリスクもあります。

一酸化炭素が循環器の機能を低下させる

タバコの煙に含まれる一酸化炭素は、
血液中のヘモグロビンと強力に結びつく性質があります。

そのため、血中に一酸化炭素が取り込まれることで
酸素や栄養素の運搬能力が著しく低下してしまい、
やはり頭皮や髪の毛に栄養が不足する原因に繋がってしまいます。

喫煙と男性ホルモンの関係

上記のような直接的な影響の他にも、
長期の喫煙習慣が薄毛原因を作ってしまうというデータがあります。

M字型薄毛、U字型薄毛の大きな原因の1つに、
男性ホルモン・ジヒドロテストステロンの増加があります。

ジヒドロテストステロンは、壮年期以降に増加し始める
脱毛を促進させる男性ホルモンですが、
喫煙者は非喫煙者にくらべて、
このジヒドロテストステロンの量が多くなる傾向にあるそうです。

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