整体師の資格は国家資格ではなく「民間資格」に分類されるので、厳密に言えば整体師になるのに整体免許を取る必要はありません。
極論「明日から整体師です」といえば、すぐ整体師になれます。
ですがこれはあくまでも法律上そういう解釈ができるというだけで、もちろん実際はそんな方はいません。整体師になるには、整体スクールや通信講座等で解剖学・生理学といった基礎医学の知識を勉強し、独自の特殊技術（手技マニュピレーション・背骨矯正等）といった専門的なスキルを数年かけてモノにしてゆく必要があります。
特に技術習得は、マッサージ的な手技マニュピレーションで最低半年～１年間、また特殊な矯正スキルを習得するの場合だと１、２年以上の時間と修行（反復練習）を積まないとマスターできるものではありません。（独学では絶対にムリです）
また整体業は「資格を取ったからハイ今後一生安泰♪」というような仕事ではなく（どの仕事も同じと思いますが）、座学の勉強よりも「実践経験で学ぶことの方が断然多い」のが特徴です。

現代は様々な原因により、肩こりや腰痛、五十肩などの筋肉・骨格系の疾患のある方や、自律神経系の疾患をある方が増えてきている一方で、健康を維持するために努力をする方も増えてきています。
整体師はそういった身体に不調を訴える方や健康的な体を維持したいという方のために、身体全体のバランスを整えて、人間本来の自然治癒力を最大限に高める手技療法の専門家のことです。
健康・癒しを求める方が増えてきている中で、体を整える技術を持った整体師への需要も高まっています。
主に整体院やカイロプラクテック院、接骨院、エステサロン、病院のリハビリ助手などで働くことになりますが、最近では、整体技術を応用して美容業界やスポーツ業界、また心理ケアやカウンセラーの役割を担ったりと、幅広いジャンルで整体師が活躍してきています。