怖い話2

怖い話をあつめてみました。

ヨシよし由 さん

80 PV

先日、晴天の昼間、あんまり気持ちよくて、うっかり昼寝をしたら、金縛りに
遭いました。
手足はもちろん、目も薄くしか開けられなくて「きたーっ!」って感じでした。
うぉうぉうぉとか悶えていたら、足元からひたひたと上がってくるものが。
薄目を開けても、何も見えません。
でもそれは、小さな足先で左手を踏みながら、顔のところまできました。

ふんふんふん(<匂いを嗅いでいる鼻音)
きゅーん、きゅーん、きゅーん(<甘え声)
ぺろぺろぺろ……(<左頬を舐め始めた)

「子犬の霊」だったんですよーっ!
うわあ~っ、何で子犬なんだっ! 可愛いじゃネエかチクショ~っ!
(当方、大のイヌ好き)
でも身体、動かねえぞ~っ! うおおおおおおっ!
で、やっとこさ動くようになったときには、子犬の気配など、どこにもありま
せんでした。

子供の時、近所に廃墟の洋館があって、一度だけ中に入った事がある。

社長室っぽい部屋が階段の隣にあって、大きな机の引き出しの中に、
外国人の子供をモデルにした、かなりエグいポル*写真が大量に入っていた。 もの凄いピザな白人と五歳にもならない子供のとか…。

中には子供の両瞼を赤い糸で縫い合わせてあるのとかもあった。

恐怖と共に、物凄い興奮をおぼえて、誰にも言えず、でも数週間後に、
どうしてもまた見たくなって、洋館に戻ってみたら、改装工事が始まっていて、中には入れなかった。
三月に工事が終了したその建物は、保育園になった。

理事長は、建物の所有者だった…。

今も保育園は営業中。

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