「あまりに過酷な夜勤に耐えられなくなった」都内の有名民間病院で働く看護師の大木智子さん(仮名・29歳)は、夜勤の多さに心身のバランスを崩し、こう言い残して病院から姿を消した。
過酷!?看護師さんの勤務形態と休暇について
看護師さんといえば過酷な職業として有名ですが、いったいどのような勤務形態で休暇はどのくらいもらっているのでしょうか。その実態に迫ります。
■2交代制(変則2交代制)
2交代制(変則2交代制)は、1日24時間を二分割、「日勤・夜勤」に別れシフトが組まれる勤務形態で、1日12時間労働ということになりますが、実際には、「16時間(当直)・8時間」というように変則的な2交代制が組まれていたり、その病院の忙しい時間帯に合わせてシフトが組まれていることも多いようです。
全体的な割合は2交代制よりも3交代制のほうが多いですが、最近は2交代制のシフトを組む病院が増えており、2交代制のほうが休日が増えますので、2交代制を希望する看護師の方も多いようです。
出典 教えてgoo
■3交代制(変則3交代制)
3交代制(変則3交代制)は、1日24時間を三分割、「日勤・準夜勤・深夜勤」に別れシフトが組まれる勤務形態で、具体的には以下のようにシフトが組まれることが多いようです。
・日勤・・・「8:30~16:30」
・準夜勤・・・「16:30~00:00」
・深夜勤・・・「00:0~8:30」
準夜勤、深夜勤は上記のように分かれており、深夜勤は国の指針として「月8回」までとされています。
出典 教えてgoo
2交代制、3交代制のいずれもシフトが重なる30分は申し送りの時間となります。3交代制の方が楽だと思われがちですが、実際は日勤のあと、その日のうちに深夜勤務になったり、家で数時間しか休めない場合があったりと過酷です。
しかし、定時で上がれることはほとんどなく、残業は覚悟しなければなりません。救急病院などは、緊急手術に対応するため、夜勤をしたり、自宅待機のシフトを組む場合もあります。
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