過酷!?看護師さんの勤務形態と休暇について

看護師さんといえば過酷な職業として有名ですが、いったいどのような勤務形態で休暇はどのくらいもらっているのでしょうか。その実態に迫ります。

FC2USER926751CMO さん

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看護師さんといえば「過酷」な仕事として知られています

過酷だと思っている方々の意見を集めてみました。

「あまりに過酷な夜勤に耐えられなくなった」都内の有名民間病院で働く看護師の大木智子さん(仮名・29歳)は、夜勤の多さに心身のバランスを崩し、こう言い残して病院から姿を消した。

過酷な「夜勤の無限ループ」のなかで、体を壊す看護師が続出しており、病院を辞める者も少なくない

私は外科病棟で勤務している一年目の看護師です。勤務が過酷で、毎日残業が最低でも3時間はあり、定時で帰ったことはありません。

ケアに追われてコール対応もひっきりなしで最終の記録等は残業でも一番最後…それでもコールが鳴ったら対応せざるを得ない空気…。

ドクターにでさえ「まだ帰らないの?」と言われる始末(笑)日勤で20時を過ぎると段々疲れが出てきて朦朧としてきます。

看護師の勤務形態

どのような勤務形態なのでしょうか。

■2交代制(変則2交代制)

2交代制(変則2交代制)は、1日24時間を二分割、「日勤・夜勤」に別れシフトが組まれる勤務形態で、1日12時間労働ということになりますが、実際には、「16時間(当直)・8時間」というように変則的な2交代制が組まれていたり、その病院の忙しい時間帯に合わせてシフトが組まれていることも多いようです。

全体的な割合は2交代制よりも3交代制のほうが多いですが、最近は2交代制のシフトを組む病院が増えており、2交代制のほうが休日が増えますので、2交代制を希望する看護師の方も多いようです。

■3交代制(変則3交代制)

3交代制(変則3交代制)は、1日24時間を三分割、「日勤・準夜勤・深夜勤」に別れシフトが組まれる勤務形態で、具体的には以下のようにシフトが組まれることが多いようです。

・日勤・・・「8:30~16:30」

・準夜勤・・・「16:30~00:00」

・深夜勤・・・「00:0~8:30」

準夜勤、深夜勤は上記のように分かれており、深夜勤は国の指針として「月8回」までとされています。

2交代制、3交代制のいずれもシフトが重なる30分は申し送りの時間となります。3交代制の方が楽だと思われがちですが、実際は日勤のあと、その日のうちに深夜勤務になったり、家で数時間しか休めない場合があったりと過酷です。

手術室勤務は、平日に手術スケジュールが組まれているため、基本的に日勤であり、土日・祝日は休みとなります。

しかし、定時で上がれることはほとんどなく、残業は覚悟しなければなりません。救急病院などは、緊急手術に対応するため、夜勤をしたり、自宅待機のシフトを組む場合もあります。

勤務は、基本的に診療の時間帯です。ほとんどの場合、診療時間が午前(~正午)と午後(17時~)に分かれているので、午前か午後のみ、もしくは両方といった短時間勤務があるのが特徴です。

土日・祝日が休みのため、スケジュールが組みやすく、子育て中の方やベテランの方に人気があります。

看護師さんの休暇とは

休暇はどのくらいとれるのでしょうか。

休日の設定では、4週8休というところが一般的に多いかと思います。4週8休を年間休日に換算すると104日になります。(4週8休と月8日は同じではありません。)

私が今在職してるとこは、年間休日126日です。4週8休+祝日休+夏期休暇3日+正月休暇5日です。

病棟勤務ですが、今年のお正月も6連休頂けたし、去年の夏には10日間、連休貰って沖縄旅行にも行けました。

病院の休日設定で一番多いパターンは、4週8休でしょうか。この4週8休、年間公休に直すと何日になるかご存知ですか?・4週8休=年間104日 です。

土日祝がお休みの一般企業では、年間120日は当たり前となっていますが、病院ではまだまだ120日を超える休日数の施設は少ないです。

一般的な週休二日の企業より、休日は少ないようです。

問題なのは勤務形態よりも、労働環境

労働環境が問題という声が多くあがっています。

現在、国内には約150万人の看護師がいるが、その労働環境の実態は極めて過酷だ。

9月12日、政府の規制改革会議が規制見直しを検討する項目のひとつとして、「看護師業務の範囲拡大」を挙げた。「業務拡大で現場は大混乱に陥る」と危惧する。

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