「おまとめローン」って本当に便利なの!?おまとめローンの落とし穴

ローンを一つにまとめる「おまとめローン」という便利なサービスがありますが、そのおまとめローンには思わぬ落とし穴があります。その落とし穴についてまとめます。

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▼おまとめローンとは

おまとめローンとは、銀行が多重債務者に低金利で融資を行っているローン商品である。

出典 wiki

複数あるローンを一つにまとめてくれるという便利なサービスをいいます。

複数の金融機関に対してローン・借金がある債務者に対して、総額を一括返済するのに相当する額を融資し、長期的に自行の顧客になってもらうことをねらったものである。

出典 wiki

おまとめローンの最も大きな魅力は、利息を安くできるという点にあります。
おまとめローンで借金を一本化すれば、返済日を一日にまとめることができますので、返済日を忘れてしまうということもなくなるでしょう。

同様の商品は以前からあったが、あまり一般的ではなく、整理屋などと呼ばれる悪質な業者がのさばる場合さえあった。

出典 wiki

▼主に取り扱っているのは

以前は銀行だけが取り扱っていましたが、現在は消費者金融などでも取り扱っているようです。

おまとめローンの借入先ですが、以前は取り扱っているのが地方銀行や信用組合ばかりで一般的ではなかった

現在では銀行をはじめとして、信販会社や消費者金融でも取り扱うようになっています。

銀行のおまとめローンは、テレビCMで積極的に宣伝している東京スター銀行をはじめ、現在は信用金庫や信用組合まで、数多くの金融機関で取り扱っている

出典 ●●N

▼その「おまとめローン」の落とし穴

①多重債務の温床になりかねないという懸念

多重債務をしてしまっている・・・という危機感が薄れ、事の重大さを認識しない人が増えるということが懸念されています。

消費者が借りている複数のローンを1本化する、いわゆる「おまとめローン」が「多重債務の温床になりかねない」と、金融庁が地方銀行の頭取らに直接、「警告」している

最近、金融庁に対して「(銀行のおまとめローンを借りたのに)かえって負担が増えた」「銀行で借りたのに、『保証会社だ』といって消費者金融業者から督促がきた」といったクレームが、債務者本人やその親族などから多数寄せられている

そもそも借り手が多重債務者なのだから、使ったおカネもギャンブルなどの遊興費。返済に余裕ができても結局、自転車操業を繰り返す

②過払い金がそのままになってしまう可能性がある

過去に借りた借金に対して、法的に定められている利息よりも多く支払ってしまたものを過払いといい、その分は返還されるのですが、おまとめローンを適応してしまうと、その過払い分が計算されないで、そのまま支払いが進められてしまいます。

「おまとめローン」の最大の問題点は、多重債務者が過去に支払った利息制 限法違反の業者の不当利得分の返還請求について、これをどうするかということに あります。

東京スター銀行の「おまとめローン」について見ると、そ れまでの借り入れにつき生じている、利息制限法を超えた過払いの金利分について は、債務者が別途返還請求をしない限り、借り換え前の貸金業者の勘定に、過払い 金分はそのまま残ってしまう

「おまとめローン」の金融業者に対して、債務者が、債務者に代わって(代理し て)不当利得の返還請求をするよう求めることは出来ませんし、またそれ(取立て 代理)を「おまとめローン」業者が実行すれば違法となります

③実は金利がそれほど安くないケースが多い

一つにまとめると安くなると思われがちですが、多重債務者に関してはそれほど金利を安くしないという業界ルールがあるようです。

デメリットの一つ目は、それほど金利が安くならないことが多いという点が挙げられます

消費者金融等と比較すると安くみえるため、安いと勘違いしてしまうことが多い

金融機関は、貸し倒れリスクの高い債務者には、高い金利で貸付をします。現在、多重債務の状態になっている債務者は、貸し倒れリスクが高いと判断されることが多いため、結局金利は高くなってしまうことが多い

④他人を巻き込んでしまう

保証人などを要求される為に、他人を巻き込んでしまうというデメリットがあります。

おまとめローンでは、保証人を求められたり、債務者・保証人の所有不動産に対する担保設定を求められたりするケースが多い

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