「今まで「今日を精一杯生きなければ、明日は来ない」と思って突っ走ってきて、その積み重ねが、次の何かにつながっただけの話なのだ。 先を考えて小利口に立ち回ったこともないし、こういう仕事は、いつアウトになるかわからないから先の計画を立てても意味がないというのが俺の考えだ。一日でも長く生き延びよう、なんて考えている奴らに、人の心を打つプロレスなんてできるはずがないのだ。「いつか、いい試合を」そんな言葉を耳にするとヘドが出る。「いまを生きろよ!」と言いたい。「いつか」と「オバケ」なんて出たためしがないんだ」