南米ウルグアイ 大麻合法化へ

マリフアナを合法化した世界初の国となった。

ソフタッチ さん

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南米ウルグアイでは麻薬組織の資金源を絶ち、犯罪を防止するためだとして政府の管理の下で大麻の栽培や売買を認める法案が議会で可決され、来年にも世界で初めて、大麻の栽培から売買、使用までが合法化されることになりました。

ウルグアイではムヒカ大統領が、大麻の密売をなくせば麻薬組織の資金源が絶たれ、犯罪が減るほか、麻薬の乱用による若者の犯罪を防止できると主張し、議会で大麻の栽培や売買を合法化する法案が審議されてきました。

法案では、事前に政府に登録した18歳以上の国民に限り、1人当たり1か月40グラムの大麻を許可を受けた薬局で購入できるほか、年に480グラムまで大麻の栽培を認めていて、議会上院は、10日、賛成多数で法案を可決しました。

法案はすでに議会下院でも可決されていて、ムヒカ大統領の署名や準備期間を経て来年4月にも、世界で初めて栽培から売買、使用まで包括的に大麻が合法化されることになりました。

大麻の全面的な合法化についてウルグアイでは、税収の確保にもつながると歓迎する声がある一方で、大麻の使用による健康面の懸念や、より中毒性の高い麻薬の乱用につながりかねないといった批判が出ていて、最近の世論調査でも60%近い国民が法案に反対していました。

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