ネガティブ思考はデメリット、すなわちリスクをより強く感じている性格です。なかなかメリットから得られる利益を上回ることは無いでしょう。多くの行動はリスク回避の方向に選択されている

それはすなわち、ローリスク・ローリターンの生活を送っているということです

大きく失敗することも無いので、当面の必要最低限の生活は保証されていると言えます。

自分の力量不足を感じたり、自分の悪いところを反省する、自己分析する。そういうことで「私にはこれができていない」「私にはこういう欠点がある」「自分の意見（行動）は間違っていた」そう省みることで自分を向上させる

また自分を素直に受け止めることで、自分の表現ができるようになったり、周囲の人たちに対する態度を改めることができるようになるかもしれません。

失敗してくよくよするのも「二度と同じことを繰り返さないように、その失敗を語り継いで」いくことができるという利点がある

ビジネスの世界では「まさかのことを考えるのが、おもてなしの極意」であり、その点、マイナス思考の人であれば用心深く人間関係も築ける

仕事上で小さなことにあれこれ悩むのも「用心深く構えて、気をもんだりするのは、必要な姿勢」だ

「約束の時間に遅れるかも」「この資料が必要になるかも」……などのちょっとした心配が、相手にとっては“嬉しい心配り”になることもあります。

特にビジネスにおいては、いろいろな場面を想定した、慎重なコミュニケーションが必要になってくることもあるので、マイナスな方向へ考える力が、強い信頼を築く助けになる

マイナス思考は言わば“ブレーキ”のようなもの。物事が進むにつれて、慎重なブレーキさばきが大切になってくることもあります。ぜひマイナス思考だからといってガッカリすることなく、メリットを最大限に活用して、自分の成長や明るい未来に繋げていける

“かくありたい姿”をイメージするよりも、つねに“最悪の結果”を意識してみて。たいていの場合、こうした“最悪”は杞憂に終わる

すると、人生の出来事を謙虚な気持ちで受け入られるようになる

その結果、平穏無事な毎日にも、感謝と幸せをより強く感じられるようになる