【健康】ストレスが脳に及ぼす影響

ストレスが脳に及ぼす影響についてご紹介します。

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脳が委縮する

脳の萎縮は主に大脳の萎縮が多いようです。大脳は認知・判断・記憶・感情・言語・運動・空間把握など人間が日常生活を営む上で非常に重要な部分を占めています。

萎縮部位によって症状は様々ですが、例えばコップが何をするための道具か分からなくなる・小便をしたいがどこで行えば分からなくなる・すべての事柄に無感動・言葉が出ないことや扇風機を時計と言ってしまう・手足の動きが悪くなる・物を見た時に物体の左側が消失して見える。など様々な症状が単一または重複して起こります。

欲望に負ける

最近、ストレスは霊長類で最も発達している大脳皮質前頭前野(前頭前野:図1)にも影響を及ぼし、高度な精神機能を奪ってしまうことが分かってきました

ストレスは、感情や衝動を抑制している前頭前野の支配力を弱めるため、視床下部などの進化的に古い脳領域の支配が強まった状態になり、不安を感じたり、普段は抑え込んでいる衝動(欲望にまかせた暴飲暴食や薬物乱用、お金の浪費など)に負けたりする

ストレスにがかかるとコルチゾールを血液中に放出して、これが脳に届くと事態はさらに悪化します。こうして、自制心はバランスを崩していく

幼少期に長期的ストレスにさらされると大人になってから精神的・身体的疾患にかかりやすくなる

貧しい環境や孤児院で育った子供は、脳に長期的な影響を及ぼす恐れがある慢性的なストレスを幼少期に経験するため、将来的に精神的・身体的な疾患にかかりやすいことがわかった

貧困によるストレスは脳の感情をつかさどる領域に影響を与え得るという研究と、孤児院で育った子供は不安に陥りやすいという研究が発表された

長期間、慢性的なストレス下にある子供は、ストレスに対処する身体・精神系統を擦り減らしてしまう傾向にある。幼少期の貧困は脳の発達に長期的な影響を及ぼす恐れがあり、感情の調節が困難になり、精神を患ったり、死亡率、疾病罹患(りかん)率が上昇したりする

老化が早まる

当然ながら、右がストレス前、左がストレス後

このオバマ米大統領の写真のように、ストレスで老化が早まる可能性はしばしば指摘されています

今のところ、実際にストレスによって老化が促進されるという証明は得られていませんが、可能性はかなり高い

ストレスは外見上の老化だけではなく、脳の老化も促進させる

海馬(かいば)は、大脳辺縁系の一部である、海馬体の一部。特徴的な層構造を持ち、脳の記憶や空間学習能力に関わる脳の器官。

実験で、慢性的なストレスにさらされたラットの海馬が実際に萎縮したとの報告があります。

海馬は記憶の形成に不可欠な器官です。心的外傷後ストレス障害(PTSD)のせいで海馬が萎縮したのか、それとも生まれつき海馬の小さい人がPTSDになりやすいのかという議論は、これまで長く続いてきました。今回の実験は、ストレスが実際に脳を変化させる要因になる可能性を示唆している

脳を介して視力が低下する

結論から言うと、ストレスは視力低下を引きおこします。なぜかというと、目は眼球だけでものが見えているのではなく、脳まで到達して処理して、はじめてものを認識しているためです。

目も体のほかの部分と同様、自律神経の支配下にあります。自律神経失調症などになって、自律神経のバランスがくずれれば、とうぜん視力が低下してきます。

脳のストレスは、視力低下を引きおこします。なにかショックなことがあったとき、目の前が真っ暗になる、という表現をしませんか?これは比喩でもありますが、実際に視力は低下するのです。

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