【ビジネス】ベンチャー起業家が持っている資質

ベンチャー企業の起業家が持っている資質についてご紹介します。

FC2USER903128XLS さん

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こんな人が「ベンチャー起業家」として大成功する

色々と研究や分析がなされ、成功特性みたいなものがまことしやかに語られている。

成功したと言われている経営者、特に最高経営責任者(CEO)にいくつかの特筆すべき特徴があった。

今回は、VCが好むシリコンバレーベンチャーの経営者の特徴を3つご紹介したい。

■特徴その1:メガロマニア(誇大妄想癖)

 このカタカナにすると仰々しい英語(Megalomania)は、日本語では誇大妄想癖というが、文字からイメージされるような悪いことではない

簡単に言えば、自分は他の誰よりも優れている、必ず勝つはずだという強烈な自信と成功意欲にあふれている精神をいう

ビジネスや技術のブレークスルーも、良い意味で“根拠無き自信や確信”がベースで起きたりする。ベンチャーの醍醐味を感じる瞬間でもある。

■特徴その2:パラノイア(偏執症)

パラノイア(Paranoia)は日本語で偏執症という。このいかにも取っ付きにくそうな性格も、我々投資家にとっては都合が良い。

いつ競合が現れるかわからない、自社製品が問題を起こすか分からない、従業員に裏切られるかもしれない……。常に自ら不安をかき立てることで24時間365日、勝ち続けるためにまい進するのが彼らの宿命だ。

妄想に歯止めが利かなくなると、被害妄想になり、すべての提案に攻撃的になり、最後は独裁的になり組織から離れざるを得なくなるという危険性もある。

■特徴その3:ヒューメイン(人間味あふれる性格)

最後に、ヒューメイン(Humane)。日本語で言う思いやりの心や、義理人情といった人間味あふれるキャラクターである。

創業者が単なるメガロマニアやパラノイアであれば、どんなにカリスマ性や実力があろうとも、長期的に誰もついていくことはできない。

ビジネスの勝負にどん欲な一方で、無邪気であったり、ちょっと抜けていたり、情け深い側面があるからこそ人はそのような経営者に魅力を感じ、ついていきたいと思う。

アップル創業者の故スティーブ・ジョブス氏、インテルの元CEO、アンドリュー・グローブ氏、オラクルCEOのラリー・エリソン氏、最近で言えばフェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグ氏など、皆この3つの資質を持った経営者である。

■「ベンチャーの経営者」であるということ

いかに人がしないことに“根拠無き確信”や“揺るがぬ信念”を持って挑戦し、周りにクレイジーと言われても、冷ややかな反応が続いても、リソースの続く限り臆せず前進し続ける精神力。そのエネルギーが新しいベンチャーを創造する根本である。

そんな経営者を、一人でも応援し成功させることが我々ベンチャーキャピタルの使命であり、今日も個性あふれる経営者との出会いを楽しみにしている。

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