iPad Airのレビュー

11月1日に新しいiPad Airが発売され、既に購入し「薄さ」、「速さ」、「軽さ」などを体感しているユーザーの方も多いと思いますが。実際の所はどうなのか、レビューをまとめました

xdllinfo さん

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iPad Airレビューまとめ

1週間ほどiPad Airを使ってみたが、触っていて非常に楽しいことを発見した。目新しさはないが、従来機種からの改善から非常に完成度の高い製品となっていて、これまでのタブレット端末の中で最高の製品といえる。薄く、軽くデザインされているのはもちろんだが、他のタブレットとは比較にならない475,000ものアプリがiPadに最適化されていている。残念ながらアンドロイドのタブレットではスマートフォンアプリをただ拡大したアプリが多すぎる。

今回の新製品には、RetinaディスプレイやSiriやTouch IDなどの新しい機能の追加はないが、バッテリーの駆動時間をそのままにしながら、小さく、軽く、高速処理を可能にしたアップルのエンジニアリング技術には脱帽するしかない。また、外観も非常に美しく仕上がっている。iPad Airの完成度の高さから、iPad Airは毎年買い換える必要はなく、2年毎の買い換えで十分通用すると言える。

iPad Airは従来の機種に比べて、とにかく「軽い」。アップルの技術者たちは、従来機種から重さを約3分の1も軽く、9.7インチのディスプレイを搭載しているにもかかわらず469gにしたのは特筆すべきで、この重さの違いは電子書籍を読んだり、映画を見たりした場合、従来機種との違いを痛感することになるであろう。

iPad Airで1つだけ残念なのが、指紋認証センサーであるTouch IDが搭載されなかったこと。iPhone 5sに搭載されたTouch IDを一度使ったら、二度とパスコードを入力してスワイプしたくなくなると思う。Touch IDは2013年の重要な技術の一つだし、この技術をいかに機能させ、製品化するのが難しいかはiPhone 5sで証明されているが、Touch IDをiPhoneほどの販売数量を見込めないiPad Airに搭載することはアップルにとっても難しいのかもしれないが、iPad AirにTouch IDが搭載されないのは非常に残念で、搭載されることを切に望む。

アップルの最新のフルサイズのタブレットはこれまで以上にうっとりするiPadで、これまでのiPadよりも良く出来ている。また、私がこれまでテストした競業の大画面のタブレットよりも優れているといえる。アップルはiPadで利用するアプリも豊富に取り揃え、使いやすい。確かにライバル各社も賢い機能を搭載してiPadに追随してはいるが、iPad Airは同様の機能を追加してアップグレードする必要がないほど優れている。

iPadに最適化されたオフィス系アプリである、Pages、Numbers、KeynotesはマイクロソフトのOfficeアプリに対する警告ともとれる。マイクロソフトはiPadバージョンのOfficeアプリを開発中といわれているが、残念ながら今までにリリースされたのは限定した機能のiPhoneアプリだけで、今やアップルがOfficeの担うべき機能を上記3つのiWokスィートで提供しつつある。Pagesを使って文章を作成し、アップルのiCloudで保存し、Macを使っていないメンバーと共有し、ブラウザーだけでウェブベースのPagesで修正したりすることも可能だ。もちろんiPad上でできる。もちろん、マイクロソフトの端末上でも出来るのだが、年間$100の費用が掛かるが、アップルの場合は無償だ。

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