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スタートライン2ed さん
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フランスのケーブルテレビNT1が、アメリカの人気テレビドラマシリーズ「The Walking Dead」を放映するにあたり、ユニークなサイバープロモーションを仕掛けて同国で大きな話題を呼びました。 「The Walking Dead」は、ウォーカーと呼ばれるゾンビがはびこるアメリカで、保安官が生存者たちを率いて安住の地を求めて旅に出るというサバイバルヒューマンドラマ。
出典 cdn.shoeisha.jp
フランスでは「R-16」に指定され、予告編を大々的に電波を通じて告知することができないという課題がありました。そこで考案されたのが、“オンライン上でゾンビが攻撃してくる”という主旨のサイバー企画です。 今回プロモーション用にハッシュタグ「#WalkingDeadNT1」を作成し、同社のウェブサイトで「ただいまウォーカーウイルスが発生しました。感染を防ぐためにハッシュタグを用いたツイート、Facebookのシェア、ブログでの投稿を控えてください」と告知します。
“ダメだと言われたらやってみたくなる”のが人情ですよね。そんなインサイトを見事捉えて、Twitterではハッシュタグの入ったツイートが瞬く間に広がり、Facebookやブログでもコメントが次々に投稿されました。 これに合わせて“ゾンビからユーザーにあてた攻撃”が開始されます。ゾンビアカウントによるリツイートやコメントによる“攻撃”が瞬く間にユーザーからユーザーへと拡散し、ネット上に“ウォーカーウイルス”が蔓延しました
さらにゾンビアカウントはリツイート等で“攻撃”するだけでなく、プロフィールでしっかりとドラマのプレミア放送日時を告知していました。
ツイート件数はわずか2日間で数千件に達し、SNS全体では12日間で3万件の“攻撃”が記録されたといいます。Facebookのファンは22%、Twitterのファンは12%増加し、インプレッション数は55万に到達し、各種メディアの注目を集めることにも成功しました。 “ゾンビ攻撃”の成果はプレミア放送の視聴者数に顕著に現れ、視聴者数35万人、視聴率5.6%はフランスのケーブルテレビ史を塗り替える記録となりました。 通常「ツイートしてください!、シェアしてください!」と呼びかけるソーシャルメディアを活用したキャンペーンの、まさに『逆転の発想』。常識にとらわれず、ネットユーザーのインサイトを巧みについた、目の付け所が秀逸なプロモーションでした!
世界のTwitterを活用したプロモーション事例(2009年~2013年)
http://summary.fc2.com/summary.php?summary_cd=208418
引用元 - MarkeZine
http://markezine.jp/article/detail/18713
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