話題のアイドル”BABYMETAL”とは?

日本のみならず海外での評価も急上昇中!
話題のアイドル「BABYMETAL」について詳しく解説!

DENIMETAL さん

1631 PV

BABYMETALってどんなアイドル?

アミューズに所属する小中学生だけで結成された「さくら学院」というグループから派生したダンスユニット。
レコードレーベルはトイズファクトリー。

メンバーは写真左より
YUIMETAL(スクリーム/ダンス)
SU-METAL(ボーカル/ダンス)
MOAMETAL(スクリーム/ダンス)

ただのダンスユニットではなく曲がヘヴィメタルという特色を持つが、その楽曲のクオリティの高さからアイドルファンのみならずメタルファン・音楽ファンを取り込み人気が急上昇!

その人気は海外にまで飛び火しYOUTUBEにアップロードされたPVへのコメント欄は英語などで埋めつくされている。

BABYMETALにはこんな設定がある

・アイドル界にメタルミュージックを布教するため音楽の神「キツネの神様」がBABYMETALを誕生させた

・夢は「世界征服」

・キャッチコピーは「アイドル界のダークヒロイン」

・ライブ中はキツネの神様が降臨して彼女たちを操っているためメンバーに記憶はない

・操られているためライブ中の曲間MCは一切なし


こういった設定も彼女たちの魅力のひとつ。
特にライブはMCもなく淡々と進むためロックバンドのようなストイックさがある。

昨今のアイドル音楽はライブや音楽番組では口パクが当たり前になってきている中でSU-METALの透き通ったようなハイトーンボーカルの歌唱力の高さも評価されている。
またライブでは極力生歌で歌うという姿勢もファンにはたまらない魅力のひとつだ。

BABYMETALのメンバーがやっているのはメロイック・サインならぬフォックスサイン!
なんと影絵でよくやるあのキツネのサインなのだ。

デビュー曲「ド・キ・ド・キ☆モーニング」は日本のみならず海外で注目される

「俺はなんてものを見てしまったんだ」「信じられない曲だ」
ツーバスのドラムが強烈なリズムを刻み、ダ●●●ューニングを施された重低音ギターが鳴り響いている。ヘヴィメタルの中でもかなりモダンなサウンドだ。
メンバーのSU-METAL(中元すず香さん 13)ら3人も、赤と黒のゴシック調の服を着ていて、全般的にダークな雰囲気なのだが、サビになると一転して、「リンッリンッリンッ!おはようWake up」と、アイドルらしいキャッチーで明るいメロディーに。ここの繋がりが自然なため、ヘヴィなのに可愛いという不思議な楽曲に仕上がっている。12~13歳の女の子が頭を激しく振りながら歌っているというのも極めてユニークだ。
MVが公開された当初は、日本の一部のアイドルファンが注目しただけだったが、1か月ほど経ってから、海外サイトで話題になり、コメントが大量に寄せられた。

2枚目のシングルはなんとメタルバンドとのスプリットCD!

「アイドルとメタルの融合」をテーマに結成された平均年齢13歳のメタルダンスユニット「BABYMETAL」。新世代スクリーモとヲタク文化をミックスした独自のスタイルを持つ京都発・ヲタイリッシュ・デスポップ・バンド「キバオブアキバ」。

アプローチは違えども「新しい独自のジャンルを確立する」と意味では向かう先は同じとも言える「ジャンルの 異端児」同士が、あらゆるジャンルもカルチャーも超越した“超絶”スプリットCDを発表!

途中の「きつねだお!」ブレイクダウンはあまりのヘヴィさに物議を醸し出した。

3枚目のシングル「ヘドバンギャー!」では本格的なメタルに挑戦

「ヘドバンギャー!!」は、メタルに造詣の深い「COALTAR OF THE DEEPERS」「特撮」のNARASAKI氏が作曲を手掛けている。

NARASAKI氏のBABYMETALに対するこだわりが「ヘドバンギャー!」に詰まっている

――BABYMETALの「ヘドバンギャー!!」について
 「テーマがメタルじゃなかったんです。V系ですね、ヴィジュアル系。BABYMETALの場合は、海外からのアクセス数がすごく多いというのもあって、そこでヴィジュアル系の音楽と一緒にメタルを見せるみたいな、ちょっと勘違いしてる日本人みたいなテイストでいいのかなと思って作ったというか」
――それまでのBABYMETALって作家さんが複数いて、コラージュっぽい作りだったじゃないですか。それが一貫したサウンドになってたのがすごく新鮮で。
 「俺もそういう、コロッと展開が変わる音楽とか普通に作りますけどね。急に変わるのも割かし好きなので。なんだけど、シングル3枚目、3球目に直球を投げるっていうプロデューサーの考えで」

――(プロデューサー)KOBAMETALさんの。
 「はい。BABYMETALっていう音楽を確立させるために、同じものをやるのもありかと思うんですけど。まあ、今回はバンと直球の曲にしようっていう話があって」
 「あと、<ヘドバンギャー!!>で生まれて初めて“パンパパンヒュー”をBメロに入れたんですよ。俺もずいぶんアイドルに寄ったなあ。ツーバスだったらいいかな、みたいな。♪ダカダカダカダッダーンッ!って。ツーバスでPPPHはないだろうって」
――でも実際、異様な盛り上がり方をしますよね。母体のさくら学院はわりと大人しいグループなので、かなりすごいことだなと。
 「基本的にデスメタル大好きなので、歪んだ重たいギターの音がバンッって来るだけで“うおー!”って盛り上がるというか。ああいう、ヘル感があるアイドルってなかなかいないですからね」

3枚目のシングルで遂にメジャーデビュー!なんといきなりシングルチャートTOP10入り!

デビューシングルとなる「イジメ、ダメ、ゼッタイ」は、アイドルソングと本格的なメタルサウンドを融合させた楽曲、さらにライヴパフォーマンスがメタル・ファンにも広がり、発売日以降のデイリーチャートでも連日ベスト10内にランクイン。X-JAPAN、DIR EN GREYなどのアーティストに続き、“メタル曲”でシングルチャートのトップ10入りをする快挙を達成した。

KOBAMETAL氏のヘヴィメタルへの造詣と愛の深さがBABYMETALの人気の要因でもある。

以下、インタビューより抜粋

――そもそもBABYMETALのメンバーはどうやって選ばれたのか。

KOBAMETAL:BABYMETALは、さくら学院の重音部という位置付けだが、企画自体はメインボーカルのSU-METAL(中元すず香)が所属していた「可憐Girls」が09年に解散となった辺りから構想していた。

 SU-METALを中心としてメンバーを探したが、彼女が独特な存在感を持っているので、まったく別のキャラクターを加えるのがいいのではという結論に至った。そこで、SU-METALの周りを天使のような子たちが踊っているのはどうだろうと、YUIMETAL(水野由結)とMOAMETAL(菊地最愛)に参加してもらうことになった。

 BABYMETALはアイドルソングにデスボイスやスクリーモを取り入れた試み、ブレイクダウンパートなどが話題になることが多いが、これらも彼女たちのポテンシャルがなければ成立しない。思い切ったことをしたいと楽曲や演出を考えても、それを体現するメンバーたちの歌唱力や身体能力、3人の絶妙なバランスが欠けていれば、うまくはいかなかっただろう。

――ある意味、アイドルが音楽シーンに変革をもたらす存在であるのかもしれない。その中で、BABYMETALは今後、どういった展開をしようと考えているのか。

KOBAMETAL:軸がぶれないように、このまま突き進むしかない。最初は尖ったことをやっていても、注目が集まると大人の事情で丸くなってしまうことは往々にしてあるが、本格的なメタルサウンドに合わせて3人のメンバーが歌って踊るというBABYMETALの基本的な路線を崩さずに行くべきだと考えている。
 
 BABYMETALがどこまで売れるかは正直なところ未知数だが、既存のアイドルをマーケティングした結果にのっとって展開したところで、二番煎じにしかならない。それならば、いちかばちかという方向性を突き進む方が面白い。メンバーが持っているアイドルとしてのポテンシャル、スタッフの持つメタルへの愛情、それに“ストレンジ感”をプラスしたアイデア……。こういったものから新しいスタイルが生まれ、他には作れない「オンリーワン」の存在になればいいと思っている。

メジャーシングル2枚目「メギツネ」発表で賛否の嵐!

「メギツネ」は2013年6月19日にリリースされたBABYMETALの2ndシングルの表題曲。
メタルサウンドに和楽器や祭りの掛け声などを取り入れた“和洋折衷”ナンバーで、シングルのジャケットではメンバーが妖艶な表情を浮かべている。

テーマは和+メタルで「お祭りメタル」

SU-METALは「津軽海峡冬景色」を参考に歌ったという。

  • 1
  • 2