韓国、「海女」の世界遺産登録急ぐ…ライバルは日本
複数の韓国メディアは28日、韓国が「海女」のユネスコ世界無形文化遺産の登録を目指すなか、最近日本も名乗りを上げたことから登録が急がれていると報じた。
報道によると、「海女」の文化は日本と韓国にしか存在せず、韓国は2007年から同国南部・済州島の海女文化を無形文化遺産に登録するため努力してきた。一方、日本は最近、遺産登録に向けて動き始めた。今年は海女保存会を立ち上げたほか、若者向けの海女イベントを開催するなどして海女文化の盛り上げに力を入れている。
日本は3年以内の登録を目指しているが、韓国はこれより早い2年後を目標に掲げる。韓国の方が一歩リードしている状態だが、高齢化で海女の人数が減少しているため、存続は危機に瀕している。
現在いる済州島の海女もほとんどが70歳以上で、貴重な文化を残そうと保存活動も行われているが、なかなか国民の関心は集まらないという。
韓国メディアは、「韓国と日本のどちらかが最初に登録されれば、もう片方は登録が簡単ではなくなる。
後に登録できたとしても、海女国家としてのイメージを得ることは難しくなる」と伝えた。