楽天を突き動かした「東北」への想い

彷徨さん さん

11 PV

楽天が創立9年目にして悲願の初優勝

9/26の西武戦で、4―3で楽天が1点リードした9回に田中投手が登板。鬼気迫る投球でピンチを切り抜け、勝利を勝ちとった

チームにもっとも貢献した、星野監督の気づかいによる登板でした。

今年はマー君を筆頭に攻守に冴え渡っていた

プロ野球記録の22連勝を成し遂げ、チーム貯金26のほとんどを1人で稼いだ。貯金20以上で優勝に貢献するのは49年ぶり16人目

球団の全貯金における自身の貯金の割合並ぶ85%と球史に残る圧巻の内容

藤田内野手はゴールデングラブ賞を争う可能性が高く、チームの59失策はパ・リーグ最少で球団初になりそう

星野監督も「アイツの守備で何勝したかわからん」と話す

とにかく守備範囲が広く、大学時代から「魅せるプレーを心掛けている」通り、守備で魅せることのできるプレイヤーに成長している

12球団屈指の守備力を誇る二塁手

マギーは走者を置いて15本塁打、一発のみで稼いだ打点51はともにリーグ最多。ジョーンズも同じ条件で12本塁打、44打点をマーク

球団が本気になって獲得したジョーンズ、マギー2人だけで昨季の52本の本塁打を記録している

マギーが27本塁打、90打点のチーム2冠なら、球団初の全試合先発4番となりそうなジョーンズも25本塁打と期待に応えた

勝利打点が球団最多の12ずつ

活躍の裏にあった「東北」への想い

チームに関わる全員の心には被災者の存在があった。自分たちに何ができるのか。それぞれが自問自答を繰り返した

試合前には、募金箱を手にファンに支援を求めた。震災孤児のため、23年シーズンはチームが1勝につき100万円を積み立て、寄付する活動を行う

選手らは被災地を何度も訪問したほか、本拠地に被災者の招待を続けており、南三陸町では避難所などで野球教室も開催している

「生きていく糧を失い、震災直後はどうしていいか分からなかった」。そんなとき、銀次選手の活躍に励まされた。「テレビで見ていて暗い気持ちが自然と吹き飛んでいった」

夫の漁船を津波で失った主婦の方の声。人口約3千人の村の集会所では、優勝の瞬間をテレビで見ようと大勢の子どもが詰めかけたそうです。

「自宅は避難区域に指定され、避難生活は厳しいが、楽天にならって前に進もうと決意した」

避難生活を続ける楽天ファン

「震災直後の5月には2軍の選手とジュニアコーチが小学校に来て、子どもたちとキャッチボールをしてくれた。その後はチアリーダーが避難所に来て、お年寄りと体操をしてくれた。体を動かす機会をつくってくれたのがうれしかった」

「楽天イーグルス南三陸町応援協議会」の会長

  • 1
PR