**GS調査センター(グリーン・シップ社)の自主世論調査がSNSで炎上している件です。** 主に高市内閣の支持率(最近の報道では高めに出ているケースが多い)に関連して「インチキ可能」「操作し放題」と批判が広がっています。
### 何が問題になったか
- **公開されている電話番号**:GS調査センターは自社サイトで現在実施中の調査用電話番号を公開しています(例: 0120-197-319 など複数)。これは「知らない番号からの電話に出にくい人」向けの配慮や、調査の透明性向上を目的としたものとされています。
- **自分からかけても回答可能**:これらの番号に**こちらから電話**すると、自動音声で調査協力の案内が流れ、1を押すなどでSMS(ショートメッセージ)が送られてきます。そのURLからアンケート(内閣支持率など)に回答できてしまいます。複数のユーザーが実際に試して「支持/不支持を投票できた」とXなどで報告・動画投稿し、拡散されました。
- **複数投票の懸念**:同じ番号から何度もかけられる可能性があり、「一人で何度でも投票可能」「組織的に支持率を水増し/操作できる」との指摘。スマホ農場(大量の端末を使った操作)や支持者動員で不正しやすい構造だと炎上しています。特に高市政権の高支持率発表タイミングで疑念が強まりました。
これが「電話番号知ってればインチキし放題」という表現の元です。無作為抽出(RDD: Random Digit Dialing)の世論調査の原則(ランダムに選ばれた代表サンプル)を崩すとして問題視されています。
### GS調査センター側の説明
- **フィルタリング主張**:自社から電話をかけていない番号や重複回答は集計前に削除するとしています。個人情報は収集せず、回答後データから電話番号を除去。
- **目的**:主にスマホ対象の自主調査で、若年層の意見を集めやすくし、回答者に寄付(1回答100円を団体へ)をする仕組み。固定電話調査より高齢者偏りを減らす狙い。結果は自社サイトで公開。
- ただし、**外部から検証しにくい**点や、仕組み自体が積極的に参加する層(政治関心が高い人)を集めやすいバイアスは残ります。後で除外しても「最初に回答画面まで到達できる」時点で問題という声が多いです。
### 背景と文脈
- 日本の世論調査の主流は**新聞・TV各社**のRDD方式(コンピューターでランダム生成した番号に架電)。電話帳や名簿は使わず、固定+携帯。回答率低下(特に若者)が課題ですが、GSのような「公開番号で自分から参加可」は珍しい。
- 高市内閣期に支持率が高めに出る調査があり(一部で60-70%台報道)、対比でGSの結果が注目された。反対にGSは他社より支持率が低めに出るケースもあり、必ずしも「高市有利専用」ではないとの指摘も。
- 過去に調査員不正(朝日など)や手法差による結果ばらつきはありましたが、今回のような「自発参加型」の仕組みがここまで炎上するのは珍しい。詐欺電話警戒で出ない人が増えている中での問題です。
### 反応と影響
- **SNS(特にX)**:6月末〜7月頭に急速拡散。「高市支持率はカラクリ」「税金や組織票で操作?」などの陰謀論混じりの投稿が多数。一方で「GSは他調査より支持率低め」「1社の手法の問題を全部の世論調査に拡大するのはおかしい」との反論も。
- 大手メディアの調査(読売、日経など)は別手法で実施されており、直接同じ問題ではないですが、世論調査全体の信頼性低下を招く懸念。
- 世論調査はサンプリング誤差・回答バイアス・質問文言などで結果が結構変わるもの。複数社の数字を比較するのが一般的です。
**まとめ**:技術的には「公開番号でSMS回答可能」な仕組みが、**無作為性の原則を損なう**として炎上。GSはフィルタリングで対応するとしていますが、根本的な信頼性疑問は残っています。他の調査会社は架電側中心で番号非公開が普通なので、区別して見るのが適切です。政治的に敏感な時期だけに、支持率数字を鵜呑みにせず手法を確認するきっかけになったと言えます。詳細はGSサイトや各メディアの調査方法ページで確認を。