いびき治療を受けたい場合、まずは耳鼻咽喉科に行くのが一般的です。いびきの原因は、鼻や喉の構造的な問題、アレルギー、鼻炎、扁桃肥大など、多岐にわたるため、耳鼻咽喉科の専門医が適切な診断と治療を行います。

耳鼻咽喉科
睡眠専門医・睡眠外来
総合内科

いびきの治療を受ける際には、まず耳鼻咽喉科を受診し、原因を特定することが重要です。その後、必要に応じて睡眠専門医や歯科医などの他の専門家と連携して治療を進めることが推奨されます。自身の症状や状況に応じて、適切な医療機関を選びましょう。

いびきの治療方法は、その原因や重症度によって異なります。以下に一般的ないびき治療方法を紹介します。

生活習慣の改善
体重管理:

肥満はいびきの主な原因の一つです。減量することで気道が広がり、いびきが軽減されることがあります。
アルコールと薬物の制限:

アルコールや一部の薬物は筋肉を弛緩させ、気道を狭めるため、いびきを悪化させることがあります。就寝前の摂取を控えると効果的です。
禁煙:

喫煙は気道を刺激し、腫れを引き起こすことがあります。禁煙することでいびきが軽減されることがあります。
睡眠姿勢の調整:

仰向けで寝るといびきが悪化することがあります。横向きで寝ることで気道が開き、いびきを軽減できます。
医療機器の使用
CPAP（持続陽圧呼吸療法）:

主に睡眠時無呼吸症候群の治療に用いられます。マスクを通じて気道に一定の空気圧を送ることで、気道を開いた状態に保ちます。
マウスピース（口腔内装置）:

歯科医が作成する装置で、下顎を前方に固定し、気道を広げます。軽度から中等度のいびきや睡眠時無呼吸症候群に効果があります。
医薬品の使用
鼻腔スプレーや点鼻薬:

アレルギーや鼻炎が原因のいびきに対して、鼻腔スプレーや点鼻薬が効果的です。
口腔スプレーやのどスプレー:

喉の乾燥や炎症を抑えるためのスプレーも、いびきの軽減に役立つことがあります。
手術
UPPP（口蓋垂口蓋咽頭形成術）:

口蓋垂や軟口蓋の一部を切除する手術で、気道を広げることが目的です。
LAUP（レーザーアシスト口蓋垂形成術）:

レーザーを使用して軟口蓋を縮小し、気道を広げる手術です。
鼻中隔矯正術:

鼻中隔の湾曲を修正する手術で、鼻の通りを改善します。
その他の治療法
ポジショントレーニング:

特殊な枕や体位変換デバイスを使用して、寝る姿勢を調整する方法です。
鼻拡張テープ:

鼻に貼ることで鼻孔を広げ、呼吸を楽にするテープです。
気道強化エクササイズ:

特定のエクササイズを行うことで、気道周辺の筋肉を強化し、いびきを軽減する方法です。