看護師がうつ病になったらどうする?つらい思いをしない働き方とは?

看護師がうつ病になったら働けないのでしょうか。看護師が働く環境は病気になりやすいともいわれます。ここでは、うつ病について解説し、うつ病になったらどうしたらよいのかの対処法をお伝えします。

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うつ病とは?

【自分でわかるうつの特徴】
うつ病になると気分の落ち込みをはじめ、食欲不振や不眠などの症状が出るといわれています。

【周囲が感じるうつの特徴】
周囲の人が気づけるサインとして表情の暗さや精神的な不安定さ、飲酒量の増加などがあります。

うつ病は、脳内の神経伝達物質「セロトニン」「ノルアドレナリン」が減ってしまう病気だと考えられています。これらの神経伝達物質は精神を安定させたり、やる気を起こさせたりするものなので、減少すると無気力で憂うつな状態になってしまいます。
ですから、うつ病は決して怠けているわけでも、気の持ちようで何とかなるものでもありません。しかも、うつ病は日本人の約15人に1人が一生のうちにかかるという非常にありふれた病気です。早めに適切な治療を受けることが必要です。

看護師特有のうつの原因

・医療現場特有の人間関係によるストレス
医療現場では人間関係によるストレスが要因で、うつ状態になってしまうケースが多くあります。

看護師も患者さんの命に関わる仕事であるため、迅速で正確な対応が求められる状況に居続けなければならず、精神的に疲れてしまうためです。

・業務過多によるストレス
看護業界では人手不足も叫ばれており、ひとりの仕事量が多くなってしまう傾向があります。

さらに経験を積んでいくと、より責任のある仕事を任されるようになり負担も大きくなっていきます。

また、夜勤などの時間も増加してしまうため、生活リズムが整わず、疲れが取れないのも珍しくありません。

うつ病になったら休職・退職するべき?

・退職する前にやってみると良いこと
異動や配置変更を申し出る
休みを取る
誰かに相談する

・もしも退職するなら
落ち着いたときに退職の決断をする
うつ病であることを伝える
精神疾患の診断書を提出する

うつ病で退職した看護師は復職できるのか

うつ病で退職した方であっても、看護師の復職は可能です。そのため、看護師として再度働きたいと考えている方も、退職して心と体を休めることができます。また、復職を考える際は医師とも相談しながら、慎重にタイミングを見計らいましょう。

・再就職先をよく検討する
異なる職場で復帰する際は、覚えることは多くなりますが、環境を変えられるため新しい気持ちで働けるのがメリットといえるでしょう。

・看護師の紹介派遣を利用する
紹介派遣では、業務内容や職場の環境や雰囲気など、派遣期間を活用して確認できるため、自分に合った職場かどうか検討できます。

うつ病は100人に約6人がかかるといわれており、医療従事者の看護師も十分可能性があります。業種ならではのつらさを認め、信頼できる人を頼ることが解決への近道です。体が良くなれば復職可能なので、焦らずに今できることをひとつずつ進めていきましょう。

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