【トリビアまとめ】大相撲の行司は軍配を間違えた時、切腹するための刀を持っている

昔懐かしの「トリビアの泉」を再検証!

FC2USER926778DHH さん

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当時の放送より

土俵上で力士の勝負に立ち会い、その勝敗を判断する役割を持つ人である。

そして横綱や大関の取組をさばくのは、それら行司の中でも立行司と呼ばれる最高位の人物であるが、その立行司の一人である日本相撲協会第31代木村庄之助さんはこう語る。

Q.軍配を間違えたら切腹する刀を持ってる?

こちらがその軍配を間違えた時に切腹するための刀である。

刃渡り22cm、銃刀法の刀剣類にも登録される、まぎれもない真剣である。

Q.今までに切腹した行司はいる?
木村さん「そういう話は聞いた事がありません。」

Q.確認ですが、何のために刀を持っている?
木村さん「軍配を間違えた時に、切腹するということで短刀を差しています。」

Q.ということは、軍配を間違えたら切腹する?
木村さん「いや、それは、あの命に関わることですから、そういうことはありませんけれども。」

Q.では、なぜ刀を差している?
木村さん「切腹するということ(心構え)で緊張感と共に身をもって一生懸命土俵を務めたいと思っています。」

【補足トリビア】
①刀の名称は「腰刀」で、軍配を間違えたとき、自らの責任を取る決意の表れとして切腹するために持っている。
②横綱や大関といった上位の取組をさばくことができる立行事のみが、土俵上で刀を持つことを許されている。
③木村庄之助さんのほうが式守伊之助さんより位は高い。

再検証しました

土俵入りの先導、土俵祭の司祭、本場所・花相撲および巡業先の場内放送、取組編成会議・番付編成会議の書記、割場、引退襲名披露などの仕事がある。巡業においては、交通機関や宿泊先の手配、部屋割りなど先乗り親方の補佐をする。

判定を間違えると切腹をすることを意味し(もちろん実際に切腹をするわけではないが)、それだけ行司の軍配には絶対の自信と責任が伴っている

立行司だけ脇差と呼ばれる短刀を差しておりますが、 この短刀は差し違いをしてしまった際に切腹をして責任を取るためという意味があります。

万が一差し違えた時は切腹する覚悟で取り組んでいるそうですが、現立行司の式守伊之助は3日続けて差し違えて、進退伺いを出し3日の謹慎処分になりました。

なぜ行司さんが刀をというと、その理由はちょっと恐ろしい。あれは差し違え(ミスジャッジ)が有ったときにはその場で切腹する覚悟を示すもの。つまり、それほど一生懸命に審判をしていますよという意思表示をカタチにしたものなのです。

日本相撲協会によれば差し違えが理由で辞めた人はいても、さすがに切腹をした行司さんの記録は残っていないようです。

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