入れ歯を作る上で最低限必要なスキルは、「型取り」と「噛み合わせ」を取るスキルです。

この「型取り」と「噛み合わせ」に関する情報さえあれば、ひとまず歯科技工士は入れ歯を作ることができます。しかしながら、これはあくまでも「入れ歯を作る上で最低限必要なスキル」であって「入れ歯の名医としての条件」ではありません。

入れ歯の名医と呼ばれるためには、上述したような経験値や傾聴力、歯科技工士とのコミュニケーション能力が必要不可欠と言えます。

総入れ歯の名医と呼ぶには以下三点が重要です。
・入れ歯作りに関する知識と経験値
数多くの引き出しの中から最適な入れ歯の作り方を選べる必要がある。
・患者の声に耳を傾ける人間力
口の中は些細な変化にも違和感・不快感を感じます。患者の声に耳を傾ける姿勢が重要。
・作りたい入れ歯の仕上がりを、正しく技工士に伝える力
良い入れ歯を作るには実際に作成する歯科技工士との密な連携が必要不可欠。