入浴の際には欠かせない給湯器。しかし、中には使用中にお湯が出なくなるといった事態が起こることがあります。

原因や対処法を知っているか、知らないかで大きな違いがあります。

水道の元栓や止水栓のトラブル、ガスの異常によるもの、天候や自然災害による故障、などいろいろな原因が考えられます。

ご自宅内の他の蛇口や、近所の蛇口で水が出せるかで確認可能です。集合住宅だと、設備点検で断水というケースも。

風呂場だけでなく洗面所やキッチンなど複数の箇所から水が出ないときは、断水や凍結、水漏れが起こっているかもしれません。この場合、素人が下手に触ると事態が悪化する可能性も。慌てず水道業者に相談しましょう。

1ヵ所だけ水が出ないといきは、止水栓が開いていないか水栓の不具合が考えられます。先に止水栓が開いているか確認し、問題が無ければ水栓を見てみましょう。

水栓金具や給水フィルターが故障していることもあるため、止水栓が開いている場合は水道業者に連絡して修理を依頼してください。

ガスコンロをつけてみて着火しないときには、ガス関連に原因がある可能性があります。

ガスコンロをつけてみて着火しないときには、ガス関連に原因がある可能性があります。

ガスが付かない場合、ガスの供給元が止められていて、ガスが来ていない可能性があり、それをチェックする意味合いがあります。

給湯器自体の故障でガスが付かない場合との見分けが一般の人には難しく、ガスがつくかどうかを確認する程度が無難です。

ガスはガス給湯器に欠かせない燃料であり、ガスがつかないければ給湯システムも稼働しません。

各メーカーのエラーコードを確認し、それに沿った対応をしましょう。エラーコードに従っても改善されないときはメーカーに問い合わせましょう。

下記が代表的なエラーコードになります。
011　給湯燃焼のタイムオーバー：電源を入れなおしてみてください。
111　給湯点火不良：電源を入れなおしてみてください。
140　過熱防止装置作動：修理または交換おすすめをします

コードの内容は取扱説明書等に記載がありますので、そちらを見て自分で対応可能なものは対応して解決することができます。
エラー内容によってはメーカーへの修理依頼が必要です。

給湯器のリモコンにエラーコードが出ていない場合は、温度設定や給湯器の電源が入っていない可能性があります。

リモコンを操作し、温度設定が正しいかチェックします。リモコンが動いている場合、温度設定を変更することでお湯が出ることがほとんど。もし温度が低くなっているのなら、40度以上の温度に変更しておきましょう。

温度設定を変えてもお湯が出ない場合、給湯器の電源が入っていないかもしれません。給湯器の電源は入っているか、燃焼中のランプがついているかどうかを見てみましょう。電源が入っているのにお湯が出ないときは、一度電源コンセントを抜き差ししてみてください。

電気系統という言葉は専門的ですが、実はシンプルに「リモコンを消してしまっていた」といった場合もあります。お湯が出ない！となると特に冬場はあわててしまいますが、落ち着いてこちらもチェックしてみてください。

漏電などで異常な電流が一定時間以上流れたり、一度に電気を使いすぎると、ブレーカーが落ちることがあります。ガス給湯器も運転に電気を必要とするため、ブレーカーが落ちているとお湯が出なくなってしまいます。