国旗が緑一色となった理由
かつてリビアはエジプトなどとアラブ共和国連邦を結成し、汎アラブ主義を唱えていた。
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なぜ緑色なのか。
当時リビア政府に勤務しており内情にも詳しい、東邦大学のラヒーミ・ミラド教授に聞いてみた。
さらにミラドさんは、その経緯を教えてくれた。
【補足トリビア】
①社会主義人民リビア・アラブ国(通称リビア)あ、アフリカの北部中央に位置し、人口は約550万人。日本の約4.6倍の面積があるが、リビア砂漠が国土の90%を占め、国の収入の9割が石油である。
②イスラム教国のリビアにとって、緑はイスラム教の創唱者マホメットのターバンの色として、聖なる色とされている。
③リビアのパスポートも緑色である。
怒ったカダフィは即日エジプトとの合邦・同盟を解消、側近たちに翌日までに新しい国旗を完成させろと命令した。しかもそれは深夜であった為に時間がほとんど無く、戸惑った側近達は苦肉の策でイスラム教で最高の色である緑一色の国旗とした(しかしカダフィはこのデザインを非常に気に入ったという)。
イスラム教で最高の色である緑一色を国旗の案として提出します。 カダフィはこれを非常に気に入り、2011年にカダフィ政権が倒されるまではリビアの国旗は緑一色でした。
一色のみの国旗を使用している国は現時点ではありません。
1977年から2011年まではリビアで緑一色だった。
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