ギミックやシステム等、凝った作りのホラーチック作品。
謎解きの難易度は全体に低く、ヒントも多いのでテンポよく進められる。
細部まで丁寧に作られており、各キャラクターや自作のドット・美術館という舞台独特のグラフィックや演出も魅力的。
エンド数7。クリアおまけあり。

制作：kouri
作成ツール：RPGツクール2000
ジャンル：謎解きADV

しっとりとしたミステリアスな雰囲気の、過激な表現のない上品なソフトホラー作品。
モチーフ元を知らなくても楽しめるよう配慮されており、謎解きに支障はない。
全て手描きのグラフィックや、細かく動く自作ドットも魅力的。
エンド数3+α。全エンド制覇のおまけあり。

制作：ハチスカ
作成ツール：WOLF RPGエディター
ジャンル：謎解き探索ADV

森から出られなくなった少女が、魔女の家へ足を踏み入れ脱出を目指す。
様々なギミック・脅かしポイントが満載で、初見殺し以外にも即死ポイントが多く、よく考えて慎重に行動しなければならないホラー度の強い作品。衝撃的な物語性も大きな魅力。
重厚な雰囲気の中、主人公のアクションも細かく作られている。流血・グロ等の残酷表現あり。
エンド数2+α。

制作：ふみー
作成ツール：RPGツクールVX
ジャンル：謎解きADV
（※有料版あり）

両親に夜店で買ってもらった「物」をきっかけに、少女が不思議な世界に迷い込む。
昔の日本が舞台で、前半はお化け屋敷系・後半は謎解き系がメイン。
鮮やかな色彩による美しい自作の和風らしいマップが魅力的。
即死はあるが、リトライがあり難易度は高くない。
エンド数3。クリアおまけあり。

制作：リリティー
作成ツール：RPGツクールVX Ace
ジャンル：謎解きADV

オリジナルの重厚なグラフィックで描かれる和風の世界が美しい。
トップやメニュー画面、ボスキャラの演出などいずれも力が入れられており、匂いたつような空間演出は現実・異世界共に没入感を高めるものになっている。
難易度設定も用意されているので、アクションゲームが不得手という人も挑戦しやすいはず。
エンド数1。

制作：Mt.Bamboo Village（旧：しげまろ＋うーが）
作成ツール：RPGツクールVX Ace

粗めの自作ドット絵による短編作品。
淡々とした運びと、可愛らしい印象の色合いとが優しい雰囲気を作っている。
残酷描写もそれなりにあるが、ドット絵なので緩和はされている。
昔話の一話を楽しむようなコンパクトにまとまった作品。
エンド数2。

制作：箱庭のイデア
作成ツール：WOLF RPGエディター
ジャンル：探索ADV

非常に広大な世界をひたすら歩き回り「エフェクト」と呼ばれるものを集めていくという作品。
テキストイベントがないのも大きな特徴で、様々な解釈をしながら楽しめる、かなり受け手側にゆだねられた作り。
作者によるホラー分類はされていないがお薦め。
エンド数1。

制作：ききやま
作成ツール：RPGツクール2003
ジャンル：探索

孤児院にやってきた少女が鏡を介し奇妙な世界を行き来する内、物語の全貌が見えてくる。
独創性は高くはないが、ゲームならではの表現の使い方が大きな魅力。
ホラーにカテゴライズはされていないが、随所に不安を煽る演出が細かく仕込まれておりサイコホラーの様相を呈している（流血・残酷表現含む）。
エンド数5。

制作：タオ
作成ツール：WOLF RPGエディター
ジャンル：探索謎解きADV

古びた化け物屋敷で目覚めた少女が、妖怪たちの目を掻い潜りながら謎を解き進める。
不気味ながらもどこか愛嬌のある妖怪たちが可愛らしい。
ちょっと古風で、どこかほの暗い日本独特な雰囲気が楽しめる。謎解きは若干難しいものも。
エンド数5。

制作：小麦畑
作成ツール：RPGツクール2000
ジャンル：謎解き探索ADV
（※同系統作品あり）

演出・進行等なかなかに凝った、レトロで洒落た空気の漂う作品。
劇団「少年王者舘」へのオマージュ作品とのことだが、単品でも充分問題なく楽しめる。
作者コメントに「ホラー要素なし」とあるが雰囲気等素晴らしいのでお薦めしたい。
エンド数1。

制作：小麦畑
作成ツール：WOLF RPGエディター
ジャンル：探索謎解きADV