株式投資で勝つための掟 10か条

株・FX・仮想通貨など、相場で生き残るために必要な心構え等のまとめ。投資に必勝法は無いため、損切り(ロスカット)やポジション額などのリスク管理がポイントとなります。ルールを守れない投資家は必ずいつか破綻します。基本的なことを勉強し、プロの投資家に学び、シナリオをたてて検証し、投資日記をつけましょう。

kabusake さん

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『基本的なことを勉強してから投資を始める』

【勉強すべきこと】
・株とは何か?
・取引の仕組み
・経済の仕組み
・チャートの見方
・決算・開示書類の見方
・投資指標(PER、ROE、PBRなど)
・需給の見方(出来高、信用倍率、投資主体別売買動向など)
・プロ投資家について(ジョージ・ソロス氏、B・N・F氏、cis氏など)
・投資家の心理(行動ファイナンスなど)
・税金と手数料
など

※勉強したから必ず勝てるようになるわけではありませんが、(正常な判断ができる精神状態のときに)無駄な負けをするリスクは確実に減ります。

『値動きを完全に当てるのは、プロでも不可能』と知る

"数回勝つ"ことはできても、"一生勝ち続ける"ことはいかなる人であっても「不可能」です。勝つこともあれば、負けることもあるのが現実です。ジョージ・ソロス氏やウォーレン・バフェット氏のような伝説のプロ、ノーベル賞受賞者がいるヘッジファンド(LTCM)でさえ、"勝ち続ける"ことはできないのです。

『コツコツ負けて、ドカンと勝つ』

100%勝つことができないなら、「いかに負けを小さくし、大きく勝つか」がポイントになります。そのためには、「損切りはこまめに行い(←これが非常にむずかしい)、勝負する回数を増やして勝率を上げる」戦略が有効です。ただし、勝負するのは、十分な勝算がある時に限ります。

『損切りはルールを決めて、"必ず実行"する』

損切りは非常に大きな精神的苦痛を伴うため、こまめなロスカットを習慣化するには相当な覚悟が必要です。しかし、「取り返しのつかない損をしない」からこそ、いつか訪れる大勝利で、「トータルでプラスの利益」が期待できるのです。例えば「買い値の10%下まで下がったら損切りする」と決めたら、必ず実行する勇気が大切です。

《参考》
損切りに踏み切れないときは、この言葉を心の中で繰り返しましょう。

「帰ろう、帰ればまた来られるから」

キスカ島撤退作戦を指揮した軍人・木村昌福(まさとみ)氏の言葉です。

彼は、霧が晴れたにも関わらず隠密作戦を強行しようとする部下をなだめ、死傷者を一人も出すことなく、約5000名の将兵を撤退させました。

状況が不利になったら、一度リセットするに限ります。

上がると思って買った株が含み損を抱えた時点で、シナリオは崩壊しています。

傷が浅いうちに撤退する(現金に戻しておく)からこそ、リベンジのチャンスが残されるのです。

『経験を十分に積むまでは、無理をしない』

スポーツと同じ様に、日々のトレーニング(研究)と豊富な実戦経験を積むことが大切です。経験が浅いうちは、投資金額を少なめにして、現物の買い持ちのみとしましょう。また、レバレッジ取引や、ショート(売り)等のハイリスクな取引は控えた方が良いでしょう。

『投資する理由(シナリオ)を3分間は語れるようにする』

投資する前に、その会社の成長シナリオとリスクシナリオを、最低でも、3分以上は話せるようにしてください。"高い買い物"をするのですから、事前によく調べるのは当然です。家電製品を買う際にタイプや性能、カラーなどを徹底的に比較検討する一方で、より高額な株式を「上がりそう」という漠然としたイメージだけで買ってしまうのはとても危険です。

『シナリオを定期的に検証する』

自分が考えたシナリオに変化がないか、実際に投資した後も、必ず検証を続けましょう。昔の高度成長期と違い、持ち続けていたら必ず株価が上がるとは限りません(バブル崩壊後の日経平均の推移を見れば明らかです)。シナリオに狂いが生じたら、いったん手仕舞うのが賢明でしょう。

『投資日記をつける』

投資成績や、自分のたてたシナリオの検証をするのに役立ちます。また、含み損(含み益)を抱えた時に自分が取りがちな行動や心理を客観的に振り返ることもできます。

『コスト(手数料、税金)にシビアになる』

「コツコツ負けて、ドカンと勝つ」には、勝負の回数を増やして勝率を上げることも重要です。長い目で見ると、高いコストは投資成績を大きく劣化させます。同じ取引でも、証券会社によって大きく手数料が異なるので、面倒がらずに、安いコストを追求するのが良いでしょう。また、外国株や投資信託などは、日本株と比べて税金や手数料が高い場合が多いので、事前によく調べる事をおすすめします。『手数料・税金を考慮したネットの投資成果』にこだわりましょう。

『生活資金には、絶対に手を付けない』

繰り返しますが、相場で"100%勝ち続けることは絶対に不可能"です。投資は、「必ず余裕資金の範囲内で」行ってください。退職金や貯金の大半など、生活資金を株に注ぎ込むことは、言語道断です。

投資のまとめ

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