自分が関わった仕事が住宅という目に見える形に残り、それを多くの人が目にするというのは、この仕事ならではの魅力と言えるでしょう。
自分が現場監督を務めた住宅の近くを通りかかるとき、またその住宅の話題が人の会話に上るときなど、さまざまな場面において誇らしく感じることができるはずです。
現場監督になるにはどうすればいい?メリットについて
建築関係の仕事の1つとして現場監督があります。その名の通り工事現場で監督としての役割を果たし、工事をスムーズに進めていきます。現場監督になるにはどうすればいいのかご紹介します。
一定の需要が見込める業界であり、建築施工管理技士の給与水準は、他業種と比べ高めといわれています。
建築施工管理技士の平均年収は440万円?500万円というデータもあるので、全体(全業界の平均年収は440万円(総務省の賃金調査))よりも高い水準にあります。
建設現場は、世代もキャラも違う多種多様な人がたくさん集まっています。
また建築施工管理技士は、対外(発注者、近隣住民等々)の人とも折衝する機会もあります。
建築施工管理技士の仕事は「調整」の仕事といえるほど、現場の工程から人間関係の調整に至るまで行う必要があります。
現場監督でスキルアップしていくためには、色々な規模のプロジェクトで、多様な経験を積むことが重要です。 テクノプロ・コンストラクションのような大手派遣会社であれば、充実した研修があり、専門知識を得られるだけではなく、早い段階からさまざまな現場に派遣されるので、現場監督しての経験を積めるでしょう。
最低でも3年以上の実務経験を積むことです。実務経験を積めば主任技術者に選任することができ、中小規模工事の現場監督が行えるでしょう。
未経験から転職するのは困難です。
まずは、2級資格取得からスタートしましょう。
正社員ではなくても、経験を積みながら現場のことを学び、資格取得へ向けて勉強もできる職場を見つけるのもおすすめです。
2級に合格すれば、1級への道もぐっと近づきます。
現場監督に必要とされる主な資格は、建築士や建築施工管理技士です。1級建築士や1級建築施工管理技士、JR工事管理者、管工事施工管理士(1級・2級)、1級土木施工管理技士の資格があると有利になります。
大勢のスタッフをまとめ、作業を円滑に進めるための「統率力」が必要となります。
さらに、工程管理をスムーズに行うための「段取り力」も必須です。
また、急なトラブルなどで工程通りに進まない場合には、臨機応変に対応していく必要もあります。
工程管理に必要な能力の一つですが、必要な工程に人や資材、設備を割り振る必要があります。工期は早いもので数か月、長いもので数年かかることもあります。
工事が始まる前に工事で必要な物を発注したり、どの工程に何人、どんな人を割り振るのか計画を立てることから始まるので、現場の作業工程や作業員の特徴を把握する能力が必要です。
工程表通りの仕事ができなくなってしまったなど、建築現場にはたくさんのトラブルがつきものです。
急なスケジュール調整が必要になった場合、どうしたら工期遅れを最小限に抑えることができるかを検討していく必要があります。また、建機の入れ替えが必要になった場合や、次の工期に入る予定の業者の施工スタッフへの対応なども施工管理技士の仕事となります。
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