中国美術の魅力やおすすめの博物館などについて

長い歴史の中で発展してきた中国美術は、いろいろな種類の美術を生み出しました。コレクターとして中国美術を集めている人もいます。中国美術はどのような魅力があるのかお伝えします。

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中国美術の基礎知識

中国美術の種類は多く、それぞれの時代で美術品が生まれました。

■祭器が中国美術の始まりと言われている

祭政一致の殷では、王が祭祀で使う甲骨文字が書かれた亀甲や獣骨、青銅器の祭器を作っていました。これが中国美術のはじまりだとされています。動物や想像上の怪物が描かれた当時の青銅器は貴重な歴史資料であり、また価値ある美術品です。

■基本は書画、絵画、陶芸品、工芸品

世界的に貴重な書画や陶芸はもちろんのこと、玩具や服飾などに高い価値がつくケースも少なくありません。
とはいえ、基本的なところでは、書画、絵画、陶芸品、工芸品が主流です。

中国の美術の主なものには、青銅器や陶磁器、絵画や書道などがあります。
そしてそのどれもが非常に有名ですが、例えば兵馬俑のような像も中国の代表的な美術であると言えます。
中国は長い歴史とその国家の大きさから様々な美術を生み出し、全世界に影響を与えてきました。

■シルクロードから世界に広まった

長い歴史の中であらゆるジャンルにおいて究極の美を追及してきた中国美術。
それはシルクロードを通して世界中に広まり各国で蒐集の対象とされてきました。
それらの蒐集品の多くは世界の名だたる美術館、博物館に収蔵されています。

中国美術の魅力

究極の美を追究したのが中国美術であり、人々を魅了します。

■美術の技術が高い

中国では、長い歴史とともに様々な優れた美術が生まれてきました。
そしてその人気は常に高く、現在でも高価で取引されるものが多くなっています。
中国美術の特徴はとにかく様々な分野で美術が生まれ、その技術も非常に高いことにあります。

■希少価値がある

中国国内において1911年以前の作品の国外持ち出しが禁止となっているうえに、中国経済の成長とともに中国本国の美術コレクターによる買戻しの動きが活発になってきているため、その価値は高まってきています。

■西洋文化を加味した美術

中国美術の始まりは「殷」ですが、その後時代の流れと共に西洋文化も加味した美術品が見られるようになってきます。ただ、西洋文化はあくまでも「加味」であり、メインではありません。基本は漢民族文化を軸にしていて、漢民族文化と西洋文化が上手く融合されているのです。

中国美術が見られる博物館など

中国美術を展示している美術館や博物館をいくつかご紹介します。

■東京国立博物館

東洋に関する美術品を多く収集・保存している博物館です。中国美術のみではありませんが、他の東洋美術品も展示されているので時代による違いなども楽しめます。

■本郷美術骨董館

中国書画や切手などの取り扱いが多い骨董店です。中国美術をメインにしていることから、中国美術に多く触れたい人におすすめです。骨董品の買取実績は40年以上であり、確かな鑑定眼を持っています。

■泉屋博古館

泉屋博古館は住友家が蒐集した中国をはじめとする美術品を保存、展示している美術館。質と量が充実していることから、世界に認められています。
現在の収蔵品は3000点以上。施設は東京の六本木、京都の鹿ヶ谷の2カ所にあります。

■日中友好会館美術館

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