中小企業診断士 経営法務の勉強法

診断太郎 さん

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創業から株式上場あるいは知的財産権の活用など、企業経営はさまざまな法律の枠組みの中で行われています。その経営にまつわるビジネス関連の法律を中心に、諸制度、手続等に関する実務的な知識を学習するのが経営法務です。

この科目では中小企業に関連する法律について学ぶのですが、とかく「覚えにくい」「覚えたつもりなのに問題が出来ない」という悩みをよく聞きます。

まず、「覚えにくい」とはどういうことでしょうか。
確かに、経営法務では条文を学ぶにあたって法律用語に触れなくてはならず、日常生活で聞き慣れない言葉に四苦八苦するのも無理はありません。

テキストベースの勉強では多量の文章に目を通さなくてはならず、混乱によって暗記効率が落ちていくのは当然のことと言えます。

一方後者の場合は、そもそも「覚えたつもり」が間違いで、本当は覚えきれていないということが多いです。
しかし本当に覚えているという場合には、こちらも出題における法律用語が苦戦の原因になっているかもしれません。

つまるところ、経営法務を苦手科目にさせる大きな原因は、法律用語に惑わされているということになります。

法制度は、基本的な制度設計である幹の部分と、そうではない枝葉の部分に分けることができると思います。幹の部分を理解しなければ、枝葉の部分を理解することも難しく、また、幹の部分さえ理解しておけば、枝葉の部分の結論も、ある程度は推測することができます。

テキストを読んでいくだけでは、なかなか理解が進まないと思います。そこでおすすめが、細かく単元を分けて、テキストを少し読んだら、該当する単元の過去問を解く、といった方法です。

最初は過去問が分からなくても、一通り自分の頭で考え、それから解説を読むうちに、設問の意図が分かってくるようになります。

または、「スタディング(旧 通勤講座)」のような講義動画を視聴すること。特に、テキストの文意が分かりにくい経営法務は、直接講師の講義を聴くことがおすすめです(もちろん、通学講座でも構いません)。

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