コンクリートも永久に持つものではありません。コンクリートはセメント・砂・砂利・水を練り上げて作られています。このためコンクリートには乾燥するにつれ収縮し、ひび割れが現れる性質があります。さらに、ひび割れが大きくなると、雨水などが浸入して鉄骨を錆び付かせます。
マンションで大規模修繕が必要な理由と業者の選び方
マンションは一定周期による大規模修繕が必要です。
今回は、なぜ大規模修繕が必要なのか、業者選びのポイントと合わせてまとめました。
シェアする
大規模修繕(計画修繕)とは、生活に支障が出るまで劣化が進行して初めて行うのではなく、建物を常に最良の状態に保つために定期的に行っていくもの。それが大規模修繕の意義なのです。
鉄部塗装・屋上防水、自火報関連、機械式駐車場、給排水ポンプ等
劣化の兆候が現れ始めている部位のメンテナンス時期です。直近の設備点検等の報告内容を確認しましょう。設備診断の受診をおすすめします。
経年による劣化と、今後の修繕にかかる費用を抑えるためにも、この時期に第1回目の大規模修繕工事を実施することをお勧めします。また、実施後は長期修繕計画を見直し、大規模修繕工事の実績を反映させましょう。
「施工実績」は“成功実績”と言い換えることもできます。上手に工事を進めるには、この“成功実績”やそれに基づくノウハウが必要。そのため、大規模修繕の実績豊富な業者のほうが安心です。
工事が完了しても、契約によっては定期的な瑕疵(かし)点検やそれに付随する保証工事などが発生します。施工業者には、5年・10年という長期にわたって品質を保証する能力が必要です。
大規模修繕工事に特化しているため、建物診断→工事計画→施工→アフターメンテナンスまで一貫して自社で行うことができ、適正価格の工事が実現するところもポイントです。
- 1
- 2