登録販売者とは、2009年に誕生した『かぜ薬や鎮痛剤などの一般用医薬品(第2類・第3類に限る)販売を行うための専門資格』です。
登録販売者とは?仕事の内容や資格などをご紹介
これからスキルのある仕事に就きたいと考えているなら、登録販売者をチェックしてみましょう。登録販売者とは、どのような仕事なのか解説していきます。資格取得を目指す方におすすめです。
登録販売者の仕事先として代表的なのがドラッグストアです。扱う医薬品の数が多く、発売されたばかりの医薬品もぞくぞくと入荷。そのぶん覚えることが多くなりますが、確実にスキルアップにつながります。
薬剤師も勤務しているので、分からないことがあれば相談しやすいのも魅力的。実務経験ゼロの人でも働きやすいでしょう。
実務経験や受講必須科目、年齢制限などの受験資格は必要ありません。どなたでも受験できるとあって、目指しやすい資格といえるでしょう。
登録販売者の資格を持つ人には、毎月5,000円から10,000円ぐらいの資格手当が支給されるため、資格手当が毎月5,000円だとしたら、資格手当だけでも年間に60,000円も収入がアップすることになります。
登録販売者の資格を取得し、さらに実務経験の条件を満たしている場合には「店舗管理者」になることが可能です。
そのため、将来的に医薬品を販売できるコンビニエンスストアのオーナーになるなど、独立開業の道も開けます。
「医薬品に関する商品知識を活かして製薬会社の営業として活躍する」「エステサロンで健康を保つためのアドバイザーをする」「薬を服用している人の多い高齢者に携わる介護の現場で働く」など、登録販売者が活躍できるフィールドはどんどん広がっています。
登録販売者になるには、各都道府県で実施される試験に合格したのち、都道府県知事の登録を受けることで認められます。
登録販売者の試験合格率は全国平均で約45.9%です(2019年10月31日までに試験結果が公表されている都道府県の平均値)。ただし、試験内容は各都道府県および年度ごとに違うため、地域や年度により合格率のバラつきが見られます。
通学講座では最短1.5ヶ月で受験対策が可能なコースが開講されています。通学スケジュールの例として、週1日(6時間)×7回のコースなどがありますので、目安にするといいでしょう。
通信講座では、3ヶ月~8ヶ月が標準的な学習期間となっています。自分の学習ペースによって学習を終えるまでの日数は変わってきますが、じっくり学びたい方から短期集中で学びたい方まで、自由にペースをコントロールができるメリットがあります。
書店などで独学用のテキストやドリルも多く販売されているので、自分のペースで勉強したい人は独学も視野に入れるとよいでしょう。
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