建物が建っている地盤で液状化現象が発生した場合、地盤が均一に下がっていくことはまれで、家が傾きながら沈下していく不同沈下現象が多く見られます。
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シロアリは木製品を食べる昆虫のため、家にシロアリが発生して柱や梁などの構造部を食い荒らしてしまった場合、建物の重量が支えきれなくなって建物が傾いてしまいます。
築年数が古い家の場合は基礎部分が脆くなっている事が多く、その部分に重さが生じてしまいます。最悪の事態を防ぐために、一度検査などしてみることをおススメします。
新築時やリフォーム時の工事の精度が低く、工事完了時点で傾いていた
築年数が浅い住宅において、よくあるケースの1つが、新築工事の施工品質が低くて床や壁が傾いているという事例です。こういった施工ミスでも、構造躯体に関するものと下地材に関するものに分けることができます。
適切に地盤を締固め(しめがため)されなかったことが傾きの原因となり得ます。以前建物が建っていた場所や土留め(崩壊を防止するために設置される)のための擁壁がある場合は、締固めが必要となります。
平衡感覚が乱れているときの症状の例は以下の通りです。
頭痛
めまい
浮遊感
吐き気
肩こり
腰痛
疲労感
また、傾きの角度が酷くなりさらに平衡感覚に異常をきたしてくると、倦怠感や食欲不振、睡眠障害とより深刻な健康被害へと繋がる可能性があります。
不同沈下を放置すると、家の構造に偏った負荷が加わり続けるため、亀裂やゆがみが少しずつ拡大していくため注意が必要です。
また、断熱性や気密性が失われるため、エアコンの効きが悪くなったり、雨漏りを起こしたりしてしまいます。
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