お金が返ってくるまでにかかる期間には以下のようなことが影響します。

・自分でするか、専門家に依頼するか
・裁判をするか、しないか
・貸金業者の経営状況
・依頼した司法書士や弁護士の実績やノウハウ

自分で過払い金を取り戻そうとした場合、貸金業者への取引履歴開示請求や引き直し計算、そして貸金業者との交渉の全てを行わないといけません。


専門知識も当然必要になってきますし、書類などの作成にかかる手間に加え、慣れていない分時間もかかりますので、全てスムーズに行っても4ヶ月前後かかると思って良いでしょう。

専門家（司法書士や弁護士）に過払い金請求を依頼した場合は、最短でも1ヶ月、長くても3ヶ月から〜半年未満で回収できる可能性があります。なぜこれほどまでの差が出るのかというと、専門家は過払い金請求のプロであり、いわば交渉のプロだからです。


ご自身で貸金業者に過払い金請求を行った場合では、こちらが素人だと相手業者に足元を見られている可能性がありますが、専門家に対してそうはいきません。

和解額に納得できずに訴訟まで発展すると、裁判所を介することになりますので、おのずと期間も長くなります。

元々返還する義務がある過払い金を請求する訴訟ですので、慰謝料請求や離婚裁判のようにそこまで長引くことはありませんが、それでも6カ月から1年程度の期間がかかってしまうことは覚悟した方がいいでしょう。