依頼者は美容室を経営してきましたが、近隣に競合店が相次いで出店したことで客が減ってしまい、主に生活費のために消費者金融からお金を借りるようになりました。
借金の額も次第に増えていき、一時期は他の仕事をかけもちして返済に充てていたそうです。
しかし9年前に美容師となった娘も一緒に働くようになって、客足が大きく伸びるようになり、借金も4年前にすべて返すことができました。
娘のために店を大幅に改装したいと考えてきましたが、まだ資金に余裕がありません。そんなときに新聞で過払い金が多額になる場合もあると知り、もしやと思って弁護士に相談に行きました。
弁護士によるとレイクへは128万円、プロミスへは321万円の過払い金が発生しているとのこと。依頼者は金額の大きさに驚きましたが、高い利息を払っていた期間が長かったためだと説明を受けました。
裁判にもなりましたが、約7カ月後には2社とも和解が成立し、利息を含め合計460万円の過払い金返還を受けることで解決。依頼者は「美容室を立て直してくれた娘に改装資金を渡して自分は引退できる。」と満面の笑みで話していました。