保険会社は,損害を補償することを仕事にしていますが,裁判所のような公平な第三者ではありません。むしろ,被害者の方が賠償金を「もらう側」だとすれば,保険会社は賠償金を「払う側」ですから,被害者の方とは真っ向から対立する関係となります。
交通事故にあったら弁護士に依頼する?弁護士に依頼するメリット
交通事故にあってしまっても保険があるから大丈夫、と思っていませんか?もちろん保険会社が信頼できないわけではありませんが、法律の専門家の方が適切な処理・請求ができるかもしれません。交通事故の対応において弁護士に依頼するメリットや注意点、東京の交通事故に強い弁護士事務所について紹介しましょう。
徐々に減ってはいるものの、東京では毎年4万人近くの人が交通事故に巻き込まれています。その際、加害者側の保険会社から慰謝料が提示されますが、その金額はあなたの怪我や後遺症の治療・ケアに見合っていないものかもしれません。
なぜなら、保険会社が提示する慰謝料は各保険会社が独自に設定した任意保険基準を基にしているから。
交通事故の損害に対する賠償額の算定基準は,「自賠責保険基準」「任意保険基準(各保険会社が定めている自社の支払基準)」「裁判所基準(裁判をしたならば認められる基準)」の3種類があります。基準が3種類もあるのは,それぞれの制度の目的や立場に違いがあるからです。いずれの基準も一応の目安であり,事故の具体的な状況によって,賠償は増減する可能性があります。
弁護士は、警察が行った実況見分の結果など刑事記録を取り寄せて被害者側に有利な点、強く主張できる点を分析して、相手方と交渉しますから、事案によっては被害者の方の望むような結果を導くことができる可能性があります。
過失割合や賠償額について法律上の争点があるために,加害者側が,示談交渉がまとまる見込みが薄く裁判対応になると考えている場合には,早めに弁護士に依頼することが考えられます。
大きな交通事故で,被害者の方がお亡くなりになったり,重傷を負っている場合,賠償額が大きくなることが予想され,加害者やその保険会社の担当者の判断で賠償額を提示するのが難しいというケースもあります。
そのような場合には,加害者側が,弁護士に依頼することが考えられます。
通常、弁護士が1年間で処理する事件件数は、30件程度と言われています。そして、多くの弁護士は、交通事故事件だけでなく、離婚や相続などの一般民事事件をはじめ、あらゆる分野の事件を扱っています。そうすると、交通事故事件を扱う件数は年間で数件程度という場合も少なくないと考えられます。
やはり、交通事故に強い弁護士といえるためには、交通事故事件の処理を多数こなしてきた豊富な経験を持っていることが必要でしょう。
自分に不利なことは言いたくないとは思いますが、当初言わなかったことが後々被害者側に不利に働くことも十分に考えられます。そのため、弁護士に適切に事件処理をしてもらうためにも、事実は正確に伝えるようにしましょう。
1.代表弁護士が弁護士ドットコムの弁護士ランキング24位(東京都・2015年2月24日時点)
2.『週刊ダイヤモンド(2014年10月11日号)』で「プロ推奨の辣腕弁護士 ベスト50」にも選出
3.一貫して被害者支援を徹底しており、被害者・ご家族の心のサポートに余念がない
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