一般的な納骨堂にかかる費用は?

年を取るに従い親や自分の入るお墓について考えるようになるものですが、近年では先祖代々のお墓という概念とは違った考え方も出てきています。その一つが納骨堂です。納骨堂とはどういったものか?費用や関東近郊でおすすめの納骨堂について紹介しましょう。

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■納骨堂とは?

樹木葬や散骨など葬儀やお墓の形が変わってきています。
その一つが納骨堂です。
納骨堂とはどういったものなのでしょうか?

・骨壺を収蔵するスペース

納骨堂とは、個人、夫婦といったさまざまな単位でご遺骨を収蔵することができる「納骨スペース」です。室内に設けられていることが多く、ご遺骨を土に還さず「骨壺でそのまま収蔵する」点と、「ひとつの建物の中にたくさんの納骨スペースを備えている」点が、従来のお墓との大きな違いでしょう。
昔ながらのお墓を「一戸建て」、納骨堂を「マンション」と例えるとわかりやすいかもしれません。

・決められたスペースに納骨

ロッカーや小型の仏壇など、決められたスペースに骨壺を納骨します。
スペースは2~4個分の骨壺が入る程度のものが多く、夫婦や2世代だけのためのものとされるケースが大半です。

・安置期間が決まっている

一般的なお墓では、納骨したらそのまま半永久的に、お墓の中へ遺骨が納められています。
一方で、納骨堂は契約期間が過ぎれば納骨スペースから取り出され、他の人の遺骨と一緒に供養されるケースがほとんどです。
契約期間は納骨堂によって違いますが、33年を目安とすることが多いでしょう。 これは、仏教の考え方では「人が仏になるのに33年かかる」とされていることから来ています。

■納骨堂が注目されている要因

現在では納骨堂が注目されつつあります。
なぜ注目されているのか、その要因を見ていきましょう。

・お墓の継承者がいない

納骨堂は、特に墓地用地が不足している都心部で増加傾向にあります。利用者側の事情としては、お墓の承継者がおらず、先祖代々の墓がいずれは無縁墓になってしまうことを懸念するケースや、子孫に負担をかけないよう、手入れが簡単な納骨堂を選ぶケースが多いようです。

・生活の場に近い場所にお墓を持ちたい

進学や就職で地方から上京した人たちが、そのまま都市部に残って家庭を持つことで、都市部に人口は集中していきます。

出身地には先祖代々のお墓があるものの、そのお墓とは縁遠くなってしまい、人生の大半を過ごした都市部に自分のお墓を持ちたいという方が多くいるのです。

お墓参りに対しての家族の負担を減らすために、生活の場から近いところにお墓を購入しようと決断される方も多いのでしょう。

・メリットが多い

•宗旨や宗派などの宗教的な制約がない
•納骨費・管理費が比較的低く設定されていることが多い
•生前に購入することができる
•利便性のよい場所に建てられていることが多く、お参りがしやすい
•屋内のため、いつでも快適にお参りできる
•承継者がいなくなってしまった場合にも、永代供養をしてもらうことが可能

■一般的な規模の納骨堂にかかる費用

通常のお墓と同様に納骨堂も種類や規模などによってかかる費用がことなります。
一般的な規模の場合、費用はどれくらいかかるものなのでしょうか?

・一般的に1人用で50万円程度

一般的な目安としては、1人用は50万円程度、家族用は100万円程度です。
その他、年間管理費が1万円前後かかることもあります。
費用には、永代供養料や永代使用料、開眼法要料、納骨費用などが含まれる他、戒名や位牌などが込みの場合もあります。

・永代使用料

土地を利用する権利を永代にわたり、霊園や寺院から取得するために支払う費用のこと。費用は立地条件により変動し、特に東京都23区内だと高額になる傾向があります。

納骨できる人数は決まっていることが多く、必要な場合は追加で購入する費用もかかるようです。

・室内型墓地は高額傾向

通常のお墓のようにお線香やお花をお供えすることができ、水をかけて墓石をきれいにすることもできる場合があります。
場所が室内なだけで一般的なお墓と大体同じ雰囲気なので、あまり違和感なくお参りすることができます
天気にかかわらずお参りできるという利点がありますが、納骨堂の中ではかなり値段が高い傾向にあるのがネックです。

・ロッカータイプは比較的安くすむ

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