工事現場で作業工程を管理する
現場監督の仕事内容は工事の内容によって大きく異なりますが、建設業法においては、現場監督は建設工事を適正に実施するため、その工事の施工計画の作成や工程の管理、品質管理、技術上の管理、従業員の技術上の指導するのが仕事である、と定められています。
計画書や各種書類の作成
現場監督の仕事は、工事現場での指揮をとるだけではありません。施工計画書や各種書類の作成、予算の決定など、デスクワークも現場監督の仕事です。さらに地元説明会や現場の近隣住人からのクレーム対応、必要な材料の注文も行います。
発注、予算算出
下請け業者や部材の発注は、主に現場監督が行います。
発注時は自社の利益率を考慮して下請け業者との値段交渉や部材の選定を行わなければいけません。
顧客(クライアント)・自社・下請け業者で中間に位置するため、三者間の折り合いをつける役割も持ちます。
顧客対応
打ち合わせや説明会などを通じて、顧客対応を行うのも現場監督の仕事です。
施工に関するクレーム対応を行う場合もあるため、専門用語や技術を分かりやすく説明する工夫が必要です。
自分が関わった仕事が住宅という目に見える形に残り、それを多くの人が目にするというのは、この仕事ならではの魅力と言えるでしょう。
自分が現場監督を務めた住宅の近くを通りかかるとき、またその住宅の話題が人の会話に上るときなど、さまざまな場面において誇らしく感じることができるはずです。
多くの一般家庭にとってマイホームとは「人生の夢」と言っても差し支えないでしょう。
そんな人生の岐路とも言えるタイミングに、現場監督としてその夢を叶えるアシストをするということは、現場監督自身にとっても非常に有用な経験となります。
上からあるいはクライアントからは工期や作業の進度についてクレームを受け、現場では職人の顔色を伺いながら接しなければなりません。板挟みになってしまいます。
安全面の配慮から梅雨や冬などの悪天候時には作業が止まることも多く、こういった時期には特に胃がキリキリと痛みます。
各業者の職人さんに対して指示をする時、一癖も二癖もある歳上の職人などが「そんな指示聞けるか」と言ってきても現場監督としてしっかり指示をして動かさないといけないケース。
あるいは、各業者に乗込日を伝えていたが雨や雪、台風等の影響で現場作業ができなくなって再度各業者の乗込日を再設定する際の業者の日程を、ちゃんと乗り込める日でかつ他の業者とかぶらないように設定しなおす作業のことです。
何でもかんでも監督監督です
現場からの問い合わせをたくさんあります
営業、設計との打ち合わせ、そしてお客様対応と
意外と現場以外の仕事が多いです
現場にいるだけでは工程は組めないですし、発注処理などはできません
なので事務処理がこれまた意外と多いです
現場監督になるための最短の方法は、建設会社で人材派遣として働くこと。研修制度の整った派遣会社を活用することで、経験を積みながら、サポートを受けつつ資格を目指すことも可能となります。
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