家族信託のメリットやデメリットについて

財産管理の新しい形「家族信託」とはどのような物なのかを調べてみました。

FC2USER522962SYS さん

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家族信託とは?

こちらのページでは、家族信託についての基本的な情報をご紹介します。

家族信託について全く知識がない方はしっかりと目を通してください。

■信託行為を家族に託す事

信託銀行や信託会社などの専門家に託して業務として信託行為をやってもらうのを「商事信託」、それ以外を「民事信託」といいます。

更に、その民事信託の中でも、特に家族に託す信託を「家族信託」と呼びます。

■家族信託に適したケース

財産が比較的少額な場合や第三者を入れずに家庭内で財産管理をしたい場合には、家族信託の活用が適しています。

■高齢化が著しい日本で注目を集めている

高齢化が進む日本では、家族信託は高齢者の財産管理や相続手続きの為に、注目され始めるものになると言っても良いでしょう。

■日本国内では浸透率は今一つ

実は普及を妨げていたのは金銭面ではなく、高齢の方などが資産の名義変更に対して強い抵抗感を抱くことにありました。

自分に判断能力がなくなった際に、不動産などの財産の名義が自分ではないことに、立場の弱さがあるとして不安を感じているようです。

■手続きは専門家に依頼するのがベスト

「家族信託の手続き」は実務経験が豊富な司法書士や弁護士などの専門家へ依頼することが非常に大切です!

なぜなら家族信託を成功させる上で最も重要な信託契約の内容をどのようにするのかという、「信託内容の設計」を中途半端な知識で行うことは、非常に危険だと考えるからです。

家族信託のメリット

家族信託のメリットをご紹介します。

■有効な認知症対策となる

親が前もって子に財産の管理・運用を託すことで、認知症になった場合も資産を凍結させることなく管理・運用していけると言う点。

■体調や判断能力に左右されずに資産管理ができる

家族信託を事前に組んでおくことで、老親が入院・入所したために空き家となった実家(老親の自宅)を適切な時期に適正な価格で受託者が売却できる等のメリットがあります。

■後見制度よりも柔軟な財産管理が可能になる

Виктория Бородинова

成年後見人は本人の判断能力が衰えるまでは財産の管理はできませんが、家族信託であれば判断能力があるうちから、自分の希望する人に財産管理を任すことができますので、被相続人が元気なうちに、資産の管理や処分を託すことが可能になります。

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