本来の目的は塗装することで「外壁材を保護できる」からです。

直射日光がダイレクトに当たることもあれば、雨水を直接受けたり、風によってホコリが付着したりと、内装では起こりにくいことが日常的に発生します。そうしたときのために備えて、ダメージを軽減できるようにするのが外壁塗装の目的であり、同時に必要性といえるでしょう。

外壁塗装、屋根塗装をなぜするのか、というのは様々な考え方があるかと思いますが、根幹的な部分として最も重要なのが「防水」の機能です

なぜここまで防水を徹底したいかと言えば、水は木材や鉄筋など家造りに使われるもの全てを劣化させてしまう恐ろしい物だからです。

ヒビや剥がれを修繕すると同時に、補強をする効果もあります。
塗装工事を行う場合、下地処理という工程も同時に行うため、強度がアップし、雨風に強くなります。

塗装をする事によって住まいの印象が劇的に変わるのが「外観」です。

築年数でいえば、一番多いのが新築から10年前後、
中には6年や15年という家もあります。

ただ塗装というものは、
家の状況や作業の念入りさによって、耐用年数は断然にかわってきます。

「30年間次の塗装をしなくてもよくなります！」という謳い文句がありますが、このような塗料は現在ありませんし、最新の最高級塗料であるフッ素樹脂塗料でも耐用年数は20年なので、今後しばらくは作られないと考えられます。

20年どころか数ヶ月や数年で塗料の剥がれやチョーキング現象などの劣化が起こる可能性があります。

シーリング材も通常寿命は10年程度です。そのため、大半の外壁塗料と寿命がほとんど同じになるため、外壁塗装工事と同時に施工することが多いです。

外壁塗料でも20年以上寿命があるものも存在するため、外壁塗装よりも早期にシーリング材を修繕なんて事にもなります

グレードの低い方から順に、アクリル塗料＜ウレタン塗料＜シリコン塗料＜フッ素塗料に大別される