車検切れの車は公道を走行すると、道路運送車両法(無車検走行)に違反するため罰則点数が6点となり、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金となります。
車検切れになった車ってどうするの?車検切れになった時の上手な対処法
車検切れの車を運転するとどうなる?今回は、車検切れの車を運転した場合の罰則や対処法について紹介していきます。
車検切れの車を運転して警察に捕まった場合、免許停止処分になります。
前歴の有無関係なく1発で6点の違反点数なので、最低でも30日の免許停止処分になります。
仮に、過去3年間で交通違反により前歴1がある場合は、90日間の免停です。
しかも、前歴が2回以上ある場合は免許取り消しになります。
車検は車の性能を維持するのが主目的ではありません。国の定める保安基準に適合し、安全に走ることができるのかをチェックする検査です。車が整備・点検されていないことによって、思わぬ大事故を引き起こしてしまったり、排気ガスによる公害問題などにもつながってしまうことも考えられます。車の定期的な検査や登録は、安全確保や公害防止・環境保全の観点からも重要な制度です。
車検自体がいつ切れるのかについては、フロントガラスに貼ることが義務付けられている車検シール(検査標章)で確認できます。
仮ナンバーとは、車検切れの車を車検業者まで移動させたいときに取得するもので、取得後数日間(通常は5日程度)のみ、車を公道で運転できるようになります。
仮ナンバーを取得するには、まず自賠責保険に加入していなければいけません。自賠責保険には、車検を取得する期間だけ加入できる短期の保険もあるため、車検業者などに確認してみましょう。
次に、住んでいる自治体の市役所や区役所に行き、仮ナンバーの申請を行います。申請に必要なものは、印鑑、運転免許証、自賠責保険証、車検証などで、発行には手数料がかかります。
移動させるには、業者が引き取りに来て自走させるか、積載車(ローダー)で運ぶか、どちらかのパターンになりますが、当然その分の料金が加算されますので注意が必要です。
仮に「車検が切れてしまったクルマ、無料で運びます!」みたいなキャッチコピーがあったとしても、実質作業コストがかかっており、当然業者は赤字にならないのはもちろん、利益を出さなければ商売になりませんので、車検総額料金にわからないように上乗せされている場合もあります。
ディーラーの場合はとにかく安全性が第一で車検を行うのが特色です。耐用年数を経過した部品は、全く異常がない場合であっても必ず正規品で部品交換します。これは、その保証が出来ないからです。そのため、車検費用が他業者よりも高くなる傾向があります。
車検費用の安さや作業スピード(30分~60分程度)を強みとする業者が多いです。また、立会い車検や、待合室から車検作業を真近で確認できる等、「作業を自分で見ることができて安心ですよ」という業者も多いです。
短時間で済ませたい、自分の目で作業を確認したい、という人にはおすすめです。
車検代行業者は車検場に車両を持ち込み、検査ラインを通すことはできますが、分解整備を伴う点検・整備を行うことはできません。つまり、車両を持ち込む手前までの作業を何らかの方法で完了させておかなければならないというわけです。
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