中小企業診断士(ちゅうしょうきぎょうしんだんし)とは、中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則(平成12年通商産業省令第192号)に基づき登録された者を指す。この省令の根拠となる中小企業支援法(昭和38年法律第147号)では「中小企業の経営診断の業務に従事する者」とされる。
中小企業診断士とは?試験難易度や合格率をアップするおすすめの通信講座
中小企業診断士って、あまり聞かなくてなじみが薄いと思うんですが、試験って難しいんでしょうか。
中小企業診断士は、まず企業の成長戦略の策定について専門的知識をもってアドバイスします。また、策定した成長戦略を実行するに当たって具体的な経営計画を立て、その実績やその後の経営環境の変化を踏まえた支援も行います。このため、中小企業診断士は、専門的知識の活用とともに、企業と行政、企業と金融機関等のパイプ役、中小企業への施策の適切な活用支援まで、幅広い活動に対応できるような知識や能力が求められています。
経営コンサルタントという資格の性質上、もともと経営に携わる中年以上のベテランサラリーマンが知識向上のため資格取得する場合が多いので、資格をとる前から既に年収が高いという事実を忘れてはなりません。
ですので仮に今、年収が400万くらいの人が資格を取ったからといって、「一気に年収300万円以上アップだぜ!ヒャッホー!!」とは簡単にはならないので注意しましょう。
年収は高めの中小企業診断士ですが「給料」だと無資格者とそこまで大きな差はありません。
「給料は会社からもらうもの=企業内診断士」です。
資格を持っていることで多少出世は早くなるかもしれませんが、
会社に雇われている限り大きく収入が増えることはありません。
年収が高い中小企業診断士の大半は独立していたり副業で収入を得ています。
そういった意味で収入を増やしやすいのが中小企業診断士の特徴でもあります。
中小企業診断士の試験は1次試験、2次試験(筆記・口述)の3段階となっています。
毎年安定した受験者数を維持したうえで1次試験と2次の筆記試験の合格率はそれぞれ20%前後となっており、難易度は決して低くありません。
しかし、受験資格に制限がないこともあり、職業や年齢に関係なくさまざまなバックボーンを持つ人が毎年合格を果たしています。
中小企業診断士は、資格難易度ランキングで「難易度A(難関)」に位置づけられる国家資格です。税理士よりは難易度が低く、社会保険労務士や行政書士と同等程度の難易度といわれています。ちなみに、弁護士、司法書士、公認会計士などは難易度S(超難関)です。
中小企業診断士の試験でいえば、一次試験も二次試験も合格点は60点です。つまり、40点は捨てても合格できるという事実です。
たとえ100点であろうが、60点であろうが合格してしまえば、どちらも同じ中小企業診断士です。
そうであれば、割り切って60点分を確実に獲得する勉強法に特化することが重要です。
中小企業診断士の二次試験
知恵:一次試験で覚えた知識を事例企業に当てはめながら、経営課題を解決するために活用できるかを問う試験
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