テープ起こしとは、録音媒体に記録された音声を文章に書き起こす作業のことです。
テープ起こしとは?個人と業者に依頼する違い
テープ起こしは録音された音声データを文章に書き起こす仕事です。
依頼先は個人であったり、業者であったりします。
この両者にはどのような違いがあるのでしょうか?
テープ起こしは講演会・セミナー・会議・シンポジウム・株主総会・裁判・インタビューなど様々な物に使われています。最近ではTVをみていると下に字幕が流れるのはご存知でしょうか?
これは聴覚障害者の方がよりテレビを楽しめるようにニュースやドラマなどに字幕を付けているものです。現在では、ニュースやドラマの他にもバラエティ番組など、ほとんどのTV番組に取入れられています。
雑誌などのインタビューや対談の記事も実は文字起こしされています。これはインタビューをした音声データを元に文字起こしをしています。また、裁判の提出用で使うための文字起こしも、弁護士や一般の方が依頼をおこなうパターンも多いようです。
聞き取った音声をそのままテキストに起こすことを意味します。話し言葉の中には「あー」や「えーと」という意味をなさない言葉が含まれています。これらも全て落とすことなく書き留めるのが、素起こしです。
素起こしの項目で述べた「あー」といった言葉を取り除いてテキストに起こすことを意味します。見た目もすっきりし、話している内容がわかりやすいことが特徴です。一般的にテープ起こしを依頼される場合、このケバ取りを要求されるケースが多いようです。
ケバ取りした文章を「ですます調」に書き換え、話し言葉を書き言葉に直します。
ニュアンスを残すケバ取りに対して、整文では発言者の方の語尾等含め、文章を読みやすく丁寧な表現に整えていきます。
文章を綺麗に整頓する目的で、必要であれば言葉の補足や多少の書き換えを行うこともありますが、原則として、まるっきり別の文章に置き換えるようなことはありません。
内容をまとめながら起こす起こし方になります。あらかじめお客さまから文字数や見出し付け、段落分け等、具体的なまとめ方をご指示いただきそれに沿って作業をします。
お話しの内容をしっかり理解しつつ、指定された文字数にまとめるという作業は、かなり難易度が高い作業です。
出典 整文と要約について
【メリット】
業者よりも依頼費が低い場合が多い
人によっては高いスキルを持つ
【デメリット】
完成度にばらつきが生じる
精度が低くなりがち
専門性の高い内容では対応できないことも
業者に依頼するより納期が遅い
依頼費が必要
かかる費用を押さえられるという点ではメリットがあります。
ただ、人によって完成度にばらつきがみられるため、より高い完成度を求める場合はおすすめできません。
もちろん、クオリティの高いテープ起こしを請け負ってくれる人もいるので、一様に完成度が低いわけではありません。
依頼費用はかかるものの、専門性の高い内容への対応や高いクオリティが期待できることなど、メリットの方が多くみられます。
安定的にテープ起こしをしたいのであれば、業者への依頼が良いかもしれません。
複数のテープ起こし会社に同じ条件で見積りを取るのもいいでしょう。どの会社も見積りは無料で作ってくれるので、ホームページの見積りフォームや電話で依頼しましょう。
そうすることによって、テープ起こしのおおよその料金の目安がわかると思います。通常の納期に比べて、急ぎの納品は作業料金も割増になります。安さに釣られて発注したら、納品原稿の品質が悪かったなんていうケースもありますので注意が必要です。
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