エッセイスト、作家、インタビュアー、女優と様々なジャンルで活躍される
父が作家だったせいか(家庭内では色々苦労していたようで)学生時代は小説をあまり好んでいなかったようである。CMでたびたび共演した女優・檀ふみ(1954年~)とは、特に親交が深い。若い頃にお見合いを100回以上したという武勇伝(?)を持っている。アルバイトを転々としていた時、同時に花嫁修業もしており料理は上手だという。未だ独身。
1953年東京生まれ。報道番組のキャスターを務めた後に渡米。帰国後、エッセイスト、小説家として活躍。『ああ言えばこう食う』(檀ふみとの共著)で講談社エッセイ賞、『ウメ子』で坪田譲治文学賞、『婚約のあとで』で島清恋愛文学賞を受賞。他に『うからはらから』『正義のセ』『聞く力』など。
1989年から『筑紫哲也NEWS23』のキャスターを務めた後、1992年から約1年間米国に遊学。 帰国後TBSに復帰し『報道特集』のキャスターを1年半務める。
『週刊文春』の「阿川佐和子のこの人に会いたい」は25年以上続く連載、テレビ番組『サワコの朝』『ビートたけしのTVタックル』にレギュラー出演、ドラマ『日曜劇場 陸王』『チア☆ダン』に女優として出演するなど幅広い分野で活躍する。
例えば営業の仕事をしていて、営業先に相手の希望や要望を“本音“で聞きたい時などにも使えそうですね。
友人とのおしゃべりや仕事仲間での世間話、恋人との他愛もない話や、初対面の人との場を持たせる会話など。日常でも“聞く”こと“会話”することはたくさんあります。テクニックを知ると、今すぐ“聞き”たく、試したくなってしまいます。
質問の仕方やあいづちのやり方、インタビューする時の心構えなど具体的に書かれているので、真似がしやすいです。
「オウム返し質問」は、概して驚いたときに使いますが、その言葉を再度ピックアップして叫ぶことによって発した語り手自身の心を喚起させる効果があるのでしょうか、「オウム返し」の次につながる答えは、その言葉をさらにかみ砕いた話になることが多いですね。
私も仕事柄たくさんの人に会うことが多いのですが、とりわけ多いのが採用面接です。
色々と質問をしていくのですが、なるべく相手のテンポに合わせるようにしています。テンポと一口に言っても、言葉を発するスピードや、間合いの取り方、考えてから声に発するまでの時間、等々。
度々サワコの朝を拝見して、とても素敵で感じの良い方だなぁと思っていた阿川さんの書籍ということで手に取った。ユーモアを交えつつも、聴き手のあるべき姿が丁寧に記載されていた。
”聞く”仕事に行き詰まって、今更ながらベストセラーを手に取った。段取りを決めない、上っ面な受け答えをしない、安易にわかりますと言わない、どれもとても刺さった。
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