最新の3Dプリンターを比較するポイントと個人用と業務用の違い

3Dプリンターが当たり前のものになって何年が経ちました。
個人で所有している人もいれば、仕事で使っているという人もいるでしょう。
この、個人用と業務用の3Dプリンターはどう違うのでしょうか?
2つの違いなどについてまとめました。

FC2USER730944XIL さん

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最新の3Dプリンター事情

3Dプリンターは日々進化しています。
最新の3Dプリンターはどのような進化を遂げ、どのような状況にあるのでしょうか?

■業務用から個人用へとすそ野が広がっている

デビュー当初は業務用途として注目されていましたが、DIY好きなユーザーを中心に人気が急上昇しています。最近では3Dプリンターとその関連商品を、Amazonで購入することも可能になりました。

初心者向けの3Dプリンターから、その他のプリンターまで幅広く使用することが出来ます。上級者向けの3Dプリンターでもコスパの良いモデルもリリースされ更に本格的に制作を行うことができ、どの製品も近年、精度が上がり家庭用でもプロ顔負けのモデルも有ります。

2010年前後に一般ユーザー向けの製品が普及した「3Dプリンター」。造形物を手軽に作れるのが特徴で、オリジナルのフィギュアやスマートフォンカバーなどの小物を製作したい方にとっては便利なアイテムです。

登場した当初は本体自体も高価なモノでしたが、近年は材料を含めて低価格化が進んでいます。

一般向けの製品も充実してきたおかげで本体の価格や材料も含めて低価格化してきているようです。

個人用と業務用の3Dプリンターの違い

ここまで、一般向けの個人用の3Dプリンターのことを中心にお伝えしてきました。
では、業務用はどうなのでしょうか?
その違いをまとめました。

■価格と性能が違う

ローエンドの3Dプリンターは、数万円から数十万円の価格帯で購入できます。
一方、ハイエンドの3Dプリンター数百万円から数千万円と個人で購入するレベルのものではありません。



ハイエンドの3Dプリンターは自動車や家電製品などの工業分野における試作品製作や医療手術の練習用モデルなど、個人の趣味レベル以上のクオリティーが求められる分野で幅広く用途が広がっております。

小型の3Dプリンターは樹脂製の細長い材料を溶かしながら積み重ねていくために細かい造形ができず、その表面には階段状の模様ができてしまいます。
業務用3Dプリンターは、この階段状の模様が目立たないくらい、薄い層を重ねていくため、出力物の表面は滑らかです。
そのまま製品として、または原型用として使用することが可能です。

個人用は安く購入できますが性能は業務用に劣り、反対に業務用は価格が高くなりますが再現性や強度の高い造形物を作ることが可能です。

■3Dプリンターの原理が違う

個人向けの3Dプリンターの主な方式は熱溶解積層法(FDM)です。溶けた樹脂を固めながら積層するタイプとなります。

3Dプリンターはもともと製造業の試作品製作などの用途である業務用からスタートしています。  ラピッドプロトタイピング「Rapid(敏速)にPrototyping(試作する)」 と呼ばれる試作手法である光造形や粉末焼結機などの3次元造形機が主に利用されていました。

おすすめの3Dプリンター

業務用の3Dプリンターはその高性能さゆえ、価格はどうしても高くなります。
導入して公開しないように、おすすめの業務用3Dプリンターをまとめました。

■Jupiter(ジュピター)

3Dプリンターにおける、複雑な造形出力や長時間の造形制作には、不慮のトラブルはつきものです。Jupiterはそのような場合でも、現場で迅速に作業復帰できるよう部品交換やデイリーメンテナンスを、可能な限り使用者が行えるよう設計されています。

■B9Coreシリーズ

B9Coreシリーズプリンタは、印刷解像度と品質を損なうことなく、驚異的な速度で造形することが可能です。

宝飾など精密な造形時には、B9Core530をお勧めします。最大造形面積の造形物でも2.5cmあたり20-30分(平均構築速度)で造形可能です。

大規模製造の場合、B9Core550を使用し大きな造形面積を活用します。最大造形面積の造形物でも2.5cmあたり40-60分(平均構築速度)で造形可能です。

■DWSシリーズ

日本の樹脂研究者と、イタリアのエンジニアの英知を結集して開発された「DWS 3Dプリンター」。
造形表面の滑らかさと高度な再現性、豊富な樹脂種類を特徴とし、世界中のあらゆる業界で使用されています。2018年より新機種ラインナップも拡大され、より多くのニーズに応えるべく進化を続けています。

■Formlabs Form 2

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