癌が再発するのはなぜ?再発癌と上手に付き合うための正しい知識

癌の手術・治療が終わっても、気になるのがその後の癌の再発です。
癌はどれくらいの確率で再発するのでしょうか?
予防や治療など癌と上手に付き合うためには、再発癌について正しい知識を持っておくことが大切です。

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癌が進行するのはなぜ?

癌の治療が終わった後もなぜ癌は進行するのでしょうか?

「再発」とは、治療がうまくいったようにみえても、手術で取りきれていなかった目に見えない小さながんが残っていて再び現れたり、薬物療法(抗がん剤治療)や放射線治療でいったん縮小したがんが再び大きくなったり、別の場所に同じがんが出現することをいいます。

癌の再発とは、手術で取り切れなかった癌細胞が現れたり、抗癌剤治療で小さくなっていた癌細胞が再び大きくなることを言います。

がん細胞はかたまりから分離して、血流またはリンパ系に入り、血流およびリンパ系を通じて体の他の部分に広がる可能性があります。これはがんが元のかたまりから体の他の部分に新しいがんを形成することです。
このようにしてがんが体の1つの部分から別の部位へと広がることを転移と言います。

癌の転移とは、癌細胞が分かれて別の場所へ血液やリンパで運ばれ別の部位で新しく癌を発症することを意味します。

「播種」とは、がんのできた臓器からがん細胞がはがれ落ち、近接する体内の空間(胸腔や腹腔)に散らばるように広がることをいいます。

癌細胞が剥がれ落ち、胸腔や腹腔など側にある臓器の空間へ散らばっていくことを播種(はしゅ)と言います。

「5年生存率」について

がん治療においてよく言われる「5年生存率」とは?
癌の再発する期間について考えてみましょう。

■5年生存率という考え方

一般に癌は治療後5年経過して再発しなければ、完治と見なされる事が多いです。ただし、胃癌や大腸癌は5年経過すると再発は稀となりますが、乳癌の場合は10年経っても再発の可能性があると言われています。

癌治療に関して、5年以内に再発しなければ以後再発することはないという考え方があります。
ただし、例外もありますので一概には言えません。

■胃癌や大腸癌は再発のほとんどが5年以内

がんは治療後、5年を経過して再発しなければ治癒したと見なす「5年生存率」重視の姿勢はその象徴といえるだろう。確かに、胃がんや大腸がんでは5年を経過すると再発、死亡する患者は稀になる。

胃癌や大腸癌に関して言えば、再発しやすいのは5年以内で、それ以降再発する可能性は非常に低確率となっています。

■乳癌は5年を超えても再発する

中には乳がんのように、再発までの期間が5年以上にもおよぶ可能性が高く、経過をもっと見ないといけないがんもありますが、多くのがんは手術を受けてから最低5年間は、定期的に検査を受ける必要があるとされています。

乳癌に関して言えば、5年を過ぎてそれ以降も再発する可能性が高いため、いつまでも再発する癌と言われています。

癌はもはや国民病?

癌はすでに珍しい病気ではありません。
実は2人に1人は癌になる可能性があると言われています。

■国民の2人に1人は癌になる可能性がある

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