無線機レンタルの費用や使用職種、注意点について

広い会場を管理する場合は、無線機の活用が不可欠となってきます。しかし、短期間の業務のために無線機を購入するのは大変なため、その場合は無線機レンタルを検討しなければなりません。無線機レンタルの費用や機器などの情報をまとめてみました。

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無線機レンタルの費用について

まずは気になる無線機のレンタル費用からです。
無線機をレンタルするときの相場を知っておきましょう。

月々にかかる費用はたったの3,400円(税別)/台で済みます。

無線機の機器の種類によっても費用は異なりますが、1台数百円程度からのレンタル料金が多いようです。

無線機を使うシーンや職種について

消防士さんやお巡りさんが代表的ですが、その他には水道局、ガス会社、電力会社などのライフラインに関する業種、民間警備会社、運送業など。さらに身近な場所では、ディズニーランドのようなテーマパークやパチンコ店などの娯楽業、ショッピングセンター、交通整理員などがあります。

航空管制や海上交通センター、漁業無線局など、無線通話を専門に扱う仕事も存在します。これらの本格的な無線機を取り扱う業種は、無線機の操作に無線技士や無線通信士の国家資格が必要です。

コンサートなどのイベントを運営するスタッフにとって、インカムは必需品です。交通整理の際やサプライズシーンを演出する時など、それぞれのスタッフには迅速な情報共有と、柔軟な対応が求められます。

無線機を使う時の注意点

トランシーバーをレンタルするなら、資格のことも知っておく必要があるでしょう。
簡易タイプのトランシーバーなら、無資格でも使えます。

■無資格で使えるトランシーバー

一番簡単な通話手段は、これらレジャー用の安価なトランシーバーの利用です
それでもあるのと無いのとは大違い!

問題は、狭いところで多くの人が同時に使うと混信に悩まされることです(中継器には対応しません)

特定小電力トランシーバー
登録申請、免許申請が不要で、購入したその日からすぐにご利用ができます。レジャーシーンではハイキング・ウィンタースポーツ・アウトドアなどに、ビジネスシーンではスポーツ施設・ホテル・カフェレストランなどで使われています。

狭い範囲でトランシーバーを使うなら、免許が不要なタイプで十分でしょう。
免許不要タイプでは100~300mまで対応できます。

■簡単な登録で使えるトランシーバー

デジタル簡易無線局(3R 登録局)
登録局は、免許が不用な無線機です。カンタンな登録手続のみで法人・個人を問わず、どなたでも使用できます。他の登録者との通信が可能で、レジャー、イベント、ビジネスなど幅広くご利用いただけます。

■違法無線機に注意しよう

最も多い事例の一つが違法使用です。このことで最も危険な点は「電波を出した者=違反者」となる点です。
簡単に言うと「貸した方=問題無し」・「借りた方=捕まる」ことです。

「違法無線機」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
国内では販売・認可されていない海外製のものや、周波数や出力などを違法に改造された機種がそれにあたります。

電波法に違反すると、「1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金刑」となっていまいます。
身近な道路交通法と比較すると、酒酔い運転が「5年以下、もしくは100万円」、保険切れで運転してしまう無保険運転が「1年以下、もしくは50万円」です。

違法無線機の使用は、使用者が知らなかったではすみません。
無線機をレンタルする者も、きちんと違法無線について知っておきましょう。

■電波が届くか確認を

建物内や地下、地上1階と高層階など、通信するのにそもそも難しい場合も多々あります。
電波は壁や鉄が大嫌いです。また、都市部などでは様々な種類の電波が飛んでいますので、通信距離は短くなります。

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