トイレトラブルの必須アイテム「すっぽん」の使い方知ってる?

トイレにトラブルがおきたら、「すっぽん」にお世話になる方も多いでしょう。しかし、いざ使おうと思っても、上手く活用できない方も少なくありません。万が一の際に役立つ、すっぽんの使い方を覚えてみませんか?

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トイレトラブルに欠かせない「すっぽん」とは?

俗にスッポンと呼ばれているこの用具は「ギュッポン」「ボンテン」「ガッポン」「スッポン」と呼ばれており地方によって様々。

正式名称が存在しスッポンではなく「ラバーカップ」と呼ばれている。

ラバーカップには複数の種類があるが、一般的なものは、棒の先にゴム(ラバー)でできた半球状のカップが付いている。

■ラバーカップの種類

基本的には3種類有り、カップの底が出っ張っているトイレ用、カップの底が出っ張っていない排水口用(流し台、風呂場、形状が合えばトイレにも使えます。)、節水型便器の複雑な形状の排水溝にフィットして密着性を高める「ツバ」が付いたトイレ用(上の写真の右端)があります。

ラバーカップは排水口に押し付けた後に引き上げるときの吸引力で詰まりを解消します。そのため、排水口にカップがしっかりかぶさらないとうまくつまりを解消できません。

水道修理業者でもよく使う、ごく一般的なつまりの修理道具「ラバーカップ」。おもちゃなど固形物や異物が詰まった場合を除き、ほぼ全てのトイレの詰まりを解消できます。

トイレが詰まったときは、トイレ専用のラバーカップを用意しましょう。
多くの場合の詰まりを解消しやすいので、試してみる価値はあります。

すっぽんを使う時の注意点

トイレですっぽんを使う場合は、いくつかの注意点があります。
間違うと詰まりが直りにくくなってしまうので、確認しておきましょう。

■トイレ用は2種類ある

スッポンと言われて、多くの方がイメージするのは和式用だと思います。
和式用を洋式のトイレで使っている方も多いのではないでしょうか?

2種類とは、和式用、洋式用の2つ。和式用は、よくあるすっぽんのイメージ通り口の部分が丸く平らになっているものです。洋式用の場合、排水口部分により密着させるため、口の部分からさらに突起物のような口が突き出す形となっています。

■ラバーカップは引っ張るもの

ラバーカップは「押すもの」ではなく「引っ張るもの」とご理解ください。

よくある間違った使い方として、勢いよく押してしまう方がいます。

一度にたくさんの物が通ろうとして詰まったので、物を一旦手前に引き寄せて隙間を作り、流れが解消される仕組みとなっています。

ラバーカップを使ってもトイレの詰まりが直らないなら、引っ張ることを意識してみましょう。

■固形物が詰まったら使わない

特にオムツや生理用品などは水を吸って膨らむので、無理に押し込み過ぎると仮に便器を通過させることができたとしても、排水管で必ず詰まってしまいます。

最悪の場合、詰まっている部分の配管を開ける必要があり、大きな施工が必要になる可能性もあります。
戸建てですとこのような対応が必要になる場合がありますが、マンションなどの集合住宅などですともっと施工自体が複雑になることもあるようです。

誤って便器に落としてしまった場合は、ラバーカップなどを使うとかえって奥に押し込んでしまいます。

ラバーカップを使うのは止めておきましょう。針金やワイヤーを使い上手く引っ掛けてとるようにします。

ラバーカップは水に溶けるトイレットペーパーなどが詰まったときに使えます。
固形物が詰まったときはラバーカップを使わず、引っ張り出すようにしましょう。

すっぽんでもトラブル解決しない場合は業者に依頼をしよう

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