ソーシャルレンディングのの基本的なとしては、下記の通り。

・まず、ソーシャルレンディング業者（主に第二種金融商品取引業登録事業者）が、ファンドを組成・公開。
・投資家は、ソーシャルレンディング業者のホームページから、ファンドに出資申込（＝ソーシャルレンディング業者と、匿名組合契約締結）
・ソーシャルレンディング業者は集まった資金を借り手企業へと融資。
・借り手企業がソーシャルレンディング業者に元利金を返済。
・借り手企業から収受した返済元利金を原資に、ソーシャルレンディング業者が、投資家へと分配を行う。

まず、投資家においては、ソーシャルレンディングに下記のようなメリットを期待するものと思われる。
・提示されている期待利回りが高い。（※ただし、あくまでも、”期待”利回り）
・投資申込手続きが概ねインターネットで完結し、簡単。
・少額からスタートできる。

これに対し、ソーシャルレンディング業者から資金を借りる、借り手企業としては、主に下記のようなメリットを期待するものと思われる。
・満期一括返済が許容される場合がある（＝期中の元本返済が不要であれば、キャッシュフローにおいてメリットがある）
・担保掛け目が大きい（＝同じ担保物の場合でも、銀行よりも、ソーシャルレンディング業者のほうが、多額の資金融資をしてくれる可能性がある）

まず、投資家の立場からは、下記のような点が、ソーシャルレンディングのデメリットとなる。
・元本割れのリスクがある。
・ファンドの中途解約が出来ない。
・ソーシャルレンディング業者の破綻リスク。

また、借り手企業にとっても、ソーシャルレンディング業者の課す高い貸付金利は、損益を圧迫する要因となり得る。