保険の対象とは、補償される対象物のことを言います。火災保険では「建物のみ」「家財のみ」「建物+家財の両方」の3種類から選ぶようになっています。
「建物」は、建物本体や、それに付属する門、塀、物置、車庫など「建物に付帯していて動かせないもの」を指しています。その一方で「家財」は、家具、テレビ、冷蔵庫、洋服、カーテンなど「建物の中にあり動かせるもの」です。
火災保険を選ぶ時は複数企業の比較をしながら決めよう!
あらゆるトラブルから家を守るために必要な火災保険。今回は、火災保険の選び方や見直しについて解説していきます。
構造級別は火災保険の保険料を算出するうえで必須の項目なので、しっかりと確認しておきましょう。分からない場合は、建物や住宅の仕様書で確かめられることがあるので、施工メーカーなどに連絡を取ってみると良いでしょう。
火災保険の基本補償だけでは「地震・噴火・津波」を原因とする火災・損壊・埋没・流失(延焼・拡大を含む)による損害は補償されません。
地震等による損害を補償するには、地震保険の加入が必要になります。
火災保険の保険期間は通常1年間で更改していくものですが、その保険期間を長期にすることで1年あたりの保険料を低くすることができます。1年間~10年間まで1年ごと任意で設定可能です。また、長期契約でも、売却等で保険契約を解約した場合は所定の計算により解約返戻金が支払われるため安心です。保険期間も保険選びの重要な検討項目の一つです。
火災は文字通り、放火やタバコによる人的要因やボヤといったに自然要因で起こる事故を意味します。火事などで設備が延焼すると破裂・爆発が併発することもあります
落雷時の被害を補償してもらえる。例えば落雷でコンセントにつないでいたテレビが故障した。故障の原因が過電流による基板の故障であれば補償される。
洪水や高潮の被害以外で台風や暴風雨による被害、雹や豪雪による被害を補償する。例えば台風による強風で屋根が飛んだり雨樋が外れたりした時の修理費用が補償される。
台風・豪雨等による洪水、融雪洪水、高潮、土砂崩れによって受けた損害が補償されます。
この補償は「損害が保険対象の時価30%を越える場合」「床上浸水または地盤面から45cm超える浸水による場合」など保険会社により基準がありますので契約内容をきちんと把握しておくことが重要です。
突発的な外部からのトラブル、または被保険者ご自身による不慮の破損・汚損を対象としています。しかし第三者が及ぼした損害について加害者に賠償責任が発生した場合は、補償が穴埋めされるので火災保険は適用外となる可能性があります。
見直すと、以外と知らなかった補償内容や、家計の無駄も見つかるかもしれません。
例えば以下のような事が見直しで発見できる場合もあります。
・ついていると思っていた補償がついてなかった
・いらない補償がついていた
賃貸の方は、入居の契約と一緒に、勧められた火災保険に入る事が多いと思います。
この場合も節約ができる可能性があります。
例えば、マンションの高層階に住んでいる場合は、「床上浸水」の補償は必要ないでしょう。
普段あまり意識しないからこそ、無駄や補償内容をしっかりと把握しておいた方が、家計の無駄も無くなるかもしれませんね。
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