私は10数年前ですが、無資格の状態で、介護の仕事(デイサービスのケアスタッフ)を始めました。
その時は、介護の仕事を、続けられるかどうか?を心配していた1人でした。
入社時は、何の資格を取得するかも、よくわかっていませんでした。
介護業界で働く時に資格を取得するメリットとは?
今回は介護業界で働くことについてまとめました。
資格を取得するメリットなどもまとめているので参考にしてください。
資格の取得には、それなりの時間と金額が掛かりますので、介護の仕事が自分に向いているのか?を知る為に、受講するのはやり過ぎではないかな?と思うからです。
なお、資格を取得する場合は、ご自身のお住まいの市区町村や都道府県、ハローワークなどに相談に行くと、資格の取得の助成制度が見つかるかもしれません。
現時点では、介護福祉士、介護支援専門員(ケアマネジャー)、相談員資格(社会福祉士、精神保健福祉士、社会福祉主事任用資格)でしょうか。
ケアの国家資格「介護福祉士」の受験には、実務経験(実際に介護現場で働く)が3年間、必要になります。
介護業界に特化した資格のなかでも、国家資格となるのは介護福祉士のみ。介護施設の現場でケアワーカーと呼ばれるのが介護福祉士で、利用者に対する介助をするのはもちろん、ヘルパーや介護職員を指導したり、相談にのったりすることも求められます。
介護施設での管理職ポジションを目指すなら、ぜひともチャレンジしたい資格です。
信頼されるということは、自分の仕事に専念しやすくなるということです。調理補助のような役割のみを行うといったこともなく、栄養士として、献立を作成したり、栄養指導を行ったりと、本来の仕事を全うできるのがメリットの一つです。
ケアマネージャーと介護職員では給与にも差があります。ケアマネージャーの場合は26万円程度に対して、介護職員は介護福祉士資格を持っていても22万円程となっています。給与の違いは『業務内容の違い、役割の重要性』などによるものだと思います。
介護福祉士の国家資格取得のためには、「実務経験3年以上+実務者研修の修了」が必要条件となっています。現在、介護職としてのキャリアアップは国家資格である介護福祉士の資格取得となっています。そのため、今は資格取得を考えていない場合でも、資格取得を希望する際、スムーズに受験ができるよう実務者研修を終えておくことをおすすめします。
訪問介護事業所を開設するためには、管理者・サービス提供責任者・訪問介護員の人員配置基準を満たす必要があります。その際、ご自身が実務者研修を修了していれば、このすべての職種を兼務することが可能となります。よって、訪問介護員を常勤加算で1.5人(常勤1人+半日のパート勤務など)雇用することによって基準を満たすことができます。
実務者研修について、その目的や修了するメリットなどについて解説しました。介護職員の待遇改善や離職防止が求められる中、ご自身のスキルアップ・キャリアアップを視野に入れた働き方は重要となります。
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