どの様に価格が決定されるかは単純に「売れるか売れないか」です。
決定要素としては、利回りとタイミングと場所です。
ちょうど欲しがる人が居れば、高く売れます。
欲しがる人が少なければなかなか売れないという非常にシンプルなお話です。
重要になってくるのが、太陽光発電所を購入する業者選び。太陽光発電投資の実績が豊富であったり、定期的なメンテナンスや保証内容が整った業者であれば、売電収入の下落の恐れも少ないので、太陽光発電所の価値が下がらないので高く売ることができるのです。
再生可能エネルギーの固定価格買取制度が2012年に始まってから、太陽光発電の売電単価は年々下がっています。
反対に、経年劣化に伴うメンテナンス費用などはかかる一方です。
本当のところ、太陽光発電所の価値って、どうなんでしょうか。
割引率2.1%の前提で、先に試算したCFを割り引いて現在価値を算出してみましょう。すると、8,641,711円となりました。
この事業を始めるのに必要な資金は、土地の購入代金などを含めて、4,500,000円です。現在価値860万円の事業を450万円で購入する。つまり、十分に投資価値のある対象だということが計算から分かりました。
FIT後の太陽光発電価値が11円/kWhぐらいと言っている点。これはJPEAが勝手に言っているのではなく、政府の調達価格算定委員会での想定価格のようです。意外に高いなと言う気がしますが、最近の「卒FIT」太陽光買取り価格が8-10円/kWhになっているのが納得できます。FIT後も月に何千円かのお小遣いは確保できそうすね。
2016年度の市場規模は200MW。2017年度は、前の年度比50%増の300MWに拡大する見込みで、これまでにも数十MWクラスのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の取引例が出ているという。将来的に、2018年度は450MW、2019年度は650MW、2020年度は800MWまで拡大すると予測する。
太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーは世界中で導入が進んでおり、日本でもさらに導入をしてくと経済産業省が明言しています。
また、太陽光発電の関連業者が倒産しているのは事実ですが、太陽光発電投資バブルが過ぎて無理な経営をしていた業者が倒産しているだけです。ご安心ください。
利回りや売値に注目すると、仲介業者を介した売却を選択することになり、結果的にいつまで経っても買い手が見つからないケースが多いのです。
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